体の冷えを防ぐ食べ物を紹介! 薬膳のプロが選ぶ“あたため食材リスト”



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身体を冷やすとなぜいけないの?

なんで冷やしちゃいけないの? と疑問を持ちますよね。ずばり、それは冷えは巡りを滞らせる原因になるから!

詳しくご説明していきますね。
薬膳のベースの考えになっている中医学(中国伝統医学)では、気(き)、血(けつ)、水(すい)の3つで身体がつくられていると考えています。気は生命エネルギーなので車でいうとガソリンのような存在。血は身体全体に栄養と潤いを与えてくれるので、美容面やメンタル面と深い関わりがある物質です。水は体を潤す役割。この3つが過不足なくスムーズに巡ることで身体がやココロがすこやかな状態を保つことができます。体調がいい時というのはこの3つのバランスがとてもいい状態の時です。

逆に「なんだか調子が良くない……」と感じる時は、この気血水のどこかが足りなかったり、巡りが悪い場合が多いです。その原因は様々ですが、その1つとして「冷え」が挙げられます。気温の変化など外的なものもありますし、冷たいものの飲食や、身体を冷やす性質である食材(夏野菜など)を多く摂っていることも冷えにつながります。

季節の変わり目は、ただでさえも身体がゆらぎがち。寒くなってきたらこんな温め食材を摂り入れて自分を労わってあげましょう。

中医学的、からだを温める食材リスト5つ

たまねぎ

身体を温め、血の巡りを良くしてくれる食材。寒くなってくると寒さで血の巡りが滞りやすくなり、冷えだけではなくお肌のくすみやクマなどの肌トラブルも増えますし、月経トラブルも感じやすくなります。その巡りをスムーズにしてくれるのが玉ねぎ! 玉ねぎパワーで温めながら血をスムーズ巡らせていきましょう。

生姜

身体を温めることで有名な生姜。実は温めるほかにも発汗作用も期待できますので、身体が冷えて風邪をひいた時に摂り入れると寒さの邪気を追い出してくれます。特に寒気がした時には生姜湯を飲むといいでしょう。冷え改善を狙うなら、乾燥生姜がおすすめ。ない場合は調理をする際に後から足すのではなく先に入れるのがポイントです。

ニラ

身体に熱を生み出す食材であるニラ。身体が冷えていることにも色々原因がありますが、体を温める機能自体が落ちている場合があります。ニラは温め機能の低下を底上げしてくれる作用が期待できますのでこれからの季節にピッタリ!血の巡りもスムーズにしますので美容面でも健康面でも不調をサポートしてくれます。

シナモン

お菓子に入っているイメージが強いスパイス。実は、肉桂(にっけい)という生薬名で漢方薬にもつかわれているんです。身体をとても温める熱性のグループに属していますので冷えこむこれからの季節の味方になってくれる食材です。温めるだけではなく、手先まで温めてくれる効果が期待できるのも嬉しいポイント。

海老

身体の温め機能を底上げして、体にエネルギーを与える働きがある食材。身体のエネルギーとなる気の量が少なくなると疲れや風邪をひきやすくなるだけではなく、体を温める力が弱くなりますので海老の持つ作用は秋冬の寒い季節ありがたいですね!
さらには、腎(じん)という成長ホルモンである臓腑を労わる働きもしますのでアンチエイジング効果も期待できます。

28歳を越えたらインナーケアをしっかりと

女性の体は7の倍数で変化するといわれていて、28歳がピークとされています。
それ以降は口にするものや生活習慣を整えなければ冷えや肌トラブル、疲れなど心身ともに揺らぎやすくなります。

寒くなってきましたので身体をポカポカにする温め食材で寒さから体を守りましょう!