東京に住むビジネスパーソンの7割が慢性疲労…! 疲れが取れない女性のワークスタイルについて



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丸の内OLの8割半が「慢性疲労」を感じていた…!

一都三県在住で、東京都で働く20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名に現在の”疲れ”についてのインターネットアンケートを実施した養命酒造株式会社。そこでわかった、『東京で働くビジネスパーソンの疲れに対する実態』で、ビジネスウーマンの疲れの現状が明らかになった。

オフィス勤めの憧れといえば、丸の内。
OLの花形ともいえるこの地で働く女性の約8割が慢性疲労を実感しているそう。一晩寝たくらいでは疲れがとれない、というほどに疲れが溜まっているという女性たちは、どうやらリラックスしたくでもできない、という過緊張状態である悩みを抱えているようだ。

“疲れ”とは

疲れとは、体と心に負担がかかった結果生まれる自然な生理現象で、体にとって非常に大切な「休め」のサインでもある。「休め」のサインを疲れをためこんでしまうと心身にさまざまな不調を引き起こし、病気も起こしやすくなってしまう。女性は男性に比べて、不調を感じている割合も高く、自覚症状がある個数が平均4.5個という結果が出た。(男性の平均は3.0個)

疲れを感じた要因については、以下の通りだ。

疲れが肌に出る(男性17.4%、女性39.6%)

手足・体が冷える(男性11.4%、女性30.8%)

顔や足がむくむ(男性4.0%、女性23.4%)

肩こりがひどい(男性27.0%、女性44.4%)

男性に比べて、女性の方がエネルギーを生み出す筋肉量が低いことと、ホルモンバランスの変化によっての不調などが不調を感じやすい原因だとも考えられる。不調によって、集中力が欠けてしまったり、イライラして人間関係に悪影響を及ぼしてしまったり、ダイエットに失敗する、などという負の連鎖が続いてしまうこともある、”疲れ”。これをうまく解消する方法はないものか。

“疲れ”の原因について

ビジネスパーソンが”疲れ”を実感するものは一体何なのか。疲れの原因をそれぞれまとめたところ、一番多い疲れの原因は「仕事の人間関係」が43.6%と最も多く、「仕事の内容」が40.9%、「仕事の量(労働時間・残業)」が31.5%と続いた。

また女性の場合は、「気温や温度(じめじめした暑さなど)」、「体質・体調(アレルギー・生理不順など)」、「職場の空調(冷房の温度など)」、と職場の環境面などで疲れを実感していることも明らかとなった。

疲れを感じた要因について、で挙げられた手足や体の冷え、顔や足のむくみなども会社の環境面から来ていると考えられる。男女で感じる空調の適正温度の差をそれぞれ埋められれば、この”疲れ”の感じ方は変えられるのだろうか。

疲れケア方法について

疲れをためこまないライフスタイルを送るために、心がけたいケアについて知っていこう。全回答者(1,000名)に実践している疲れケアの方法を聞いたところ、「十分な睡眠をとる」が50.3%で最も多く、「バランスのとれた食事を摂る」が36.8%という結果になった。その次に多かったのが33.4%で「適度な運動をする」である。

睡眠の質を上げ、栄養管理をしっかりし、運動でストレスを発散する。非常にシンプル、だけど大切なことである。私たち人間は、体だけに対する疲労だけでなく心のケア方法もそれぞれ考えなくてはならない。

また精神的ケアとして、「くよくよしない・前向きに考える」(45.8%)という声も挙げられた。精神的なところから来る疲れは、気持ちで押しのけているようだ。

デジタルデトックスが有効…!?

「インターネットやデジタル機器の使用時間に気をつける」という回答もあった。デジタルデトックス実践者の約3割強がその効果を実感しているとか。スマートフォンやパソコンを日ごろ使うことが多く、ブルーライトを当てっぱなしの人にとっては、有効なケア方法ともいえるのではないだろうか。寝る前のスマホいじりに気をつける、寝る数時間前からはスマホ・PCを触らない、といったマイルールを設けてみてもいいだろう。

短時間の昼寝が効果的!

夜間に十分な睡眠がとれない方は、昼休みなどの休憩時間をつかって昼寝をするのがお勧めである。数十分、目を閉じているだけでもいい。一度仕事から、自分の意識を切り離し、リラックスできる時間をとることで、過緊張状態を緩和してあげるのだ。なかなか昼寝することが難しい環境である職場なのであれば、イヤフォンを装着して目を閉じてみるといい。誰からも話しかけられず、ひとりの空間を楽しむだけでも、緊張が和らぐはず。

最後に

周りからの評価を受けようとして、ついつい頑張りすぎてしまうこともあるが、そんな頑張り屋さんタイプの人は仕事をやり切った後に急に体調を崩してしまったという経験が5割強もあるのだそう。仕事とうまく付き合っていくためには、「頑張りすぎない」ことも大切といえる。

栄養ドリンクや、カフェインを摂取して、”元気の前借り”をすることも、社会人ならあるだろう。だけど”元気の前借り”はあくまで借り。利子はつかないといえど、”借り”なく過ごせる社会となってほしいものだ。

養命酒酒造株式会社調べ