「別に、誰かのせいじゃないでしょ?」感情抜きで仕事ができない女性たち。

「別に、誰かのせいじゃないでしょ?」感情抜きで仕事ができない女性たち。

女性が多い職場は一見華やかに見えて、実は悩み事が絶えない。一緒に働く仲間としての不満、一女性としての葛藤と嫉妬。感情を抜きにして、付き合いができない女性たちについて。


理解できる同性だからこそ、生まれる不調和

同性だからこそ、言えないことがある。

女性が集まる職場は、実は多くの悩み事が集まるブラックホール。一見、華やかににこやかに見えるその裏側で渦巻く不満・嫉妬・欲望。感情を抜きにして、接することができない女性たちについて。

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疲労と不安による不満・愚痴

仕事量が多すぎて、帰りが22時を越してしまった…。そんな経験、社会人になれば誰だって一度くらいは経験したことがあるはず。だけど、やっぱり体力的にも精神的にも疲労は私たちに悪影響をもたらす。

誰かのせいで、私がこんなにも頑張らなくちゃいけなくなった…。というように、誰かのせいにしたり、ちょっとしたトラブルだって、サッとスライドするように責任転嫁(だって自分のせいだって言われたくないもん)。誤魔化せるようにちょっとした計算だって、脳が勝手にしてくれる。女性はいつだって、準備がいいし頭もいい。

いつまでこうして仕事を頑張り続ければいいかわからない、これが本当に幸せなのか、わからない。不透明なモヤモヤをずっと抱えている(しかもそれってなくならないのもわかってる)からこそ、自分でなく"誰か"を盾に、自分らしさを保つもの。

自己保身がつくる、表と裏の顔

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"悪者"がいると安定する。

みんな誰だって、攻められると逃げたくなる。だけど、そこに圧倒的な悪者が居るだけで、自分が逃げない理由ができる。ひとりで戦えないなら、誰かと一緒にその悪者を倒せばいい。ズルじゃなくて戦略のひとつだ。そんな作戦会議はいつだって、影のある場所で。

悪者に仕立て上げたその人の前では、下剋上の素振りだって一切見せず、口角を上げるのが女性の特技。当たり障りのない態度、苦手な人とうまくやり過ごす処世術? 本なんて読まなくても、今までの経験で自然と培われてきた。

表で見せる顔と、裏の顔は違う――。モナリザのモデルになった女性だって、非対称な自分をずっと持ってたはずだ。異性が含まれると、"悪口ばかり言ってる人"になるリスクを恐れて、無意識に抑制してしまう愚痴と悪口。だけど女の園では、そんなもの存在しない。

否定も肯定も必ず誰かを傷つける、恋愛・結婚観

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女性が集まると、必ず付き纏う恋愛や結婚の話題。
お互いにべったりはしない、だけど気軽にプライベートの会話ができるくらいの仲良し度合いで長く付き合っていこうとすると、同じ女性として共通に絡んでくる"恋愛"や"結婚観"の話題がちょうどいいからかもしれない。

やはり女性にとって結婚や出産といえば大きいライフステージの変化。会社としても、急すぎる長期休暇の取得に計画が狂うことも恐れ、同じ女性同士であればと、管理職を含めた女性同士のコミュニケーションを増やす機会をつくることも多い。

年齢も様々に違う女性たちが集まった時に、注意しなければいけないことって実はたくさんある。「彼氏なんていらない、結婚なんてしない」と言ってる女性のすぐ隣には「今付き合っている彼と早く結婚したい!」という後輩が居て、そのまた向かいには「結婚なんてそんなにいいものじゃないよ~」と笑いをこぼす先輩が居る。どれも人それぞれの価値観だから、ウンウン。と頷くことはできても、否定も肯定もできないもの。

だけどそんな曖昧な返事が会話になるわけもなくて、いつもアリかナシか、のはっきりとした選択を迫られる。「いつかは結婚できたらいいな、と思うよ」なんて答えじゃ、逃がしてなんてくれない。

「彼氏とはどうなの?」「そういう話にはならないの?」
恋愛・結婚観に関しての自分の意志は、人が集まると非常に話しづらい。数人で話すならまだしも、人数が多く集まる場では、女性にとってセンシティブな"恋愛観""結婚観"は、否定も肯定も誰かを傷つけることになるから。

知らないうちに上と下で判断する、マウンティング思考

女性は笑顔で、互いを攻撃しあう。
男性が24色で分ける色の区別も、女性は36種類なのが当たり前。身に付けている小物や洋服、タグやブランドだって自然に目についてしまう。そうした視野から入る情報だけでもカテゴリ分けをしてしまう私たちはまるで当たり前かのように、上と下を区別し、それぞれに境界線をつくる。

「この人は自分とは違う」

海を渡ってしまえば当たり前なその考えが、日本では受け入れられないことはすごく多くあって、みんな自分の言葉を飲み込んで、ありきたりなそれを毎日こなしていく。心を動かされた瞬間をSNSにでもシェアしようものなら「承認欲求の塊」だと批判され、女子会を企画すれば「女子といえる年齢じゃない」と足止めされ、流行を追えば「量産型」と罵られる。

海外じゃ当たり前な「セルフィー」も日本じゃ、自撮りは恰好のいじりネタ。
量産型だと言われたその中にもこだわりや芯は存在するのに、そんなものを見ようとはしてくれない。境界線の外側に分類分けされた人は、そこでただ立ち尽くすだけだ。

人の価値観の違いを認められない嫉妬とも似た横向きな感情が始まりにあって、弱点を発見した人がここぞとばかりにそれを持論と懐に入れる。仕事とプライべートの境目も曖昧になって、いまやSNSの投稿にすら自由はない。

デキる人はつらい!?嫉妬される人の特徴と対処法

https://cinq.style/articles/709

成功すればするほど人は孤独になる…。元々嫉妬される体質だと、さらに一人の時間が多くなったり。今回は、嫉妬されやすい人の特徴と対処法をご紹介します。

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女性の話題の中心は、女性

昔の人は、本当に素晴らしい言葉をたくさん生み出したと思う。こんなに発展した今でも、いつだって出てくるのは過去の名言や格言だ。そして女性の集団社会の中に居ると、特に使いたくなるのが「出る杭は打たれる」ということわざ。とても日本らしい響きだ。

自分らしさを追求して世界観をつくりたいと考えている一方で、自分らしさをつくることが社会的にいかに難しいことなのかを私たちは否が応にも理解していく。同性同士が集まれば、揉め事や争いはつきもの。争いを求めない、おとなしい日本人だなんて誰が言ったんだろう。

同性だからこそ理解できる、共感できる箇所が多い分、細分化されていく私たちの村社会がいつかもっと細かく散り散りになって、ひとりひとりの"個"を出せるときが来てほしい。甘っちょろいかもしれないけど、傷つけたくないし傷つきたくもない。自ら内に秘めた争いを望んでいる人が居たのなら、だれかがそっと添えてくれる花を、その優しさを感じ取れる「余裕」という最大の武器を、まずは取り戻して欲しい。

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嫉妬する、嫉妬される。同僚女性に対して生まれる悔しさとその解決法

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見た目や仕事、何かと人と比較してしまう私たちは、同僚に対して様々な感情を持ちやすい。中でも厄介な感情である『嫉妬』をもってしまったとき、もたれてしまった時はどういう心構えで解消すればいいのかをそれぞれの目線で考えます。

この記事のライター

UNI

コラムニスト。自分みがきのための要素や日常の一コマを切り取って文字にしています。

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