首元のシワ、気になってません…?
顔はメイクでごまかせても、首元のシワは誤魔化せない。
私たちは、人生の3分の1の時間を睡眠に使っていると言われていますが、睡眠の『質』にこだわっている方はどの位いるのでしょうか? 自分に合わない寝具を使い続けていると、肩こりや頭痛を引き起こしたり、首元にくっきり刻まれてしまうシワの原因になることも。睡眠の質を見直すことは、健康はもちろん、美容にとってもとても大事なことです。
今回は、イタリア生まれの熟睡寝具である『magniflex(マニフレックス)』のショールームで聞いた、正しい枕の選び方を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
正しい枕の選び方
頚椎を支える枕を選ぶ
私たちの首は、頚椎と呼ばれる7つの骨が独特のカーブを描きながら繋がることで、重い頭を支えています。枕の上に頭を乗せたときに、頸椎を支えてくれる高さの枕を選びましょう。
横になった時に、首が不自然に曲がるようなものは選ばず、負担がかからないような自然な高さのものを選ぶことです。
寝返りが打ちやすい
健康な人は一晩で20~30回の寝返りをしているといわれています。寝返りの回数を増やすことは、睡眠の質を上げることともいえます。枕に乗ったときには、寝返りの打ちやすい高さのものを選ぶと良いでしょう。
沈み込みが少ない
枕に乗った時に、ぐっと沈みこみがある、ふわふわの枕を選んでしまう方がいるかと思いますが、実は沈みこみが大きい枕を選んでしまうことが寝返りの回数を減らす原因ともいえます。柔らかい枕は人気が高いですが、沈みこみの深さについては注意が必要。左右に転がって確認してみてください。
通気性が良いもの
洋服と同じく、枕選びでも通気性の良さはとても大切です。人気の高いテンピュールの枕は、実は空気の通りが悪く、冬場は固くなってしまうなど季節によっての違いが生じてしまいます。夏でも蒸れにくく、冬も硬くならない通年使える枕を探してみるといいでしょう。
睡眠の質を上げるポイント
着圧ソックスなどを着用したまま眠るのはNG
眠るときに、むくみが気になると着圧ソックスをしたまま眠る人がいるようですが、これは血流が滞ってしまうのでNG。睡眠時には、身体を締め付けない洋服でリラックスできるよう備えましょう。
首から方までをきちっと支える枕を選ぶ
首のこわばりが肩こりを引き起こし、身体のゆがみや頭痛の原因になってしまうこともあります。柔らかいだけでなく、頚椎のデリケートなカーブを支え、まるで立った時と同じような姿勢で眠ることができる枕を選ぶのがポイントです。
また、眠るときにはしっかりと肩から首を枕に乗せるように意識しましょう。肩から首がまっすぐ伸びることで首が伸び、シワになるのを防ぎます。
マットレスと枕を選ぶコツ
もちろん、枕だけでなく自分に合ったマットレスを使うことも大切です。
自分に合ったマットレスと枕を見つけるコツは、横向きに寝転んだ時に、頭から足元まで隙間なくマットレスと密着することができることです。隙間があると、身体のどこかに不自然に力が入ってしまいます。コリや疲れの原因にもなるので、自分の体重を均等に支えてくれる寝具を。
睡眠にこだわると、健康と美容に効果的
前かがみの姿勢で首への負担が集中するデスクワークや車の運転などが多い方はしっかりとストレッチすることも忘れずに。首へのストレスは日常化する一方です。睡眠時の身体に負担をかけることのない、自分に合った枕をしっかり選びましょう。成長ホルモンを促してくれるような、質の良い睡眠を心掛けて、心も体も健康的に過ごして。