「できない」の発見は良い兆し
順調に進んでいる時には良いけれど、ふと壁にぶつかったり失敗したりして自分の“不足”に直面……!と言う経験はありませんか?年齢を重ねるにつれて、「できない自分」を直視するのはなかなか勇気がいるもの。
また、頑張って乗り越えようとしても解決策が見つからなかったり、成長スピードが追いつかなくなったり。モヤモヤと方向が定まらない自分を責めてしまう気持ちは、私もよく感じる想いの一つです。
しかし、「できない自分」をマイナスに捉えるのではなく、プラスに捉えるようにすると、そのモヤモヤが良い兆しへと変化します。そこで、私なりの気持ちを変換する方法をご紹介したいと思います。
成長に伴って、着る洋服を変えよう
少し話は逸れますが、蛇や昆虫などが「脱皮」する姿を見たことはありますか?自分の身体のサイズにぴったりだった洋服を脱ぎ捨てて、新しい洋服に変えるアノ作業。
なぜ「脱皮」の話をしたかと言うと、私は、人間でも「脱皮」があると思っているからです(目には見えませんが)。
「なんだか生活に違和感を感じる」「毎日同じことの繰り返しかも?」「仕事で失敗しちゃった、立ち直れない」とモヤモヤした時は、「脱皮」の合図だと捉えるようにしています。人間は目に見える「脱皮」はないものの、環境や人間関係、仕事や趣味すべてに対して自分の成長に伴ってズレを感じるならば、それは「脱皮」の合図。
新しいステージに上がるための、予告なのです。
脱ぎ捨てた洋服は、古い自分
「脱皮「洋服」などと表現しているのは、少し前の“古い自分”のことです。それは、実際に持っている持ち物ではありません。古い考え方、古い視点、古い環境、古い人間関係。すべてが「過去」であり、今の自分ではないのです。
逆に言い換えると、気持ちよく順調に進んでいる時は、自分の身体のサイズに合っているため、悩むことすらない。そう考えると、「できない自分」を発見した時は、むしろラッキーだと感じるのではないでしょうか?
少し前の自分なら気づかなかったのに、ある時を境に自分を客観視することができるようになった。十分、「できる自分」です。何事も、プラスとマイナスがあります。もし、なにかで落ち込んでいる人がいたら、それは「脱皮」だと解釈してみてください。
古い自分を綺麗に脱ぎ捨てて、新しい洋服を着た時、きっと、前向きにリスタートできると思います。それも新しいステージで♪