人を選んで挨拶する人の心理って?
職場や学校。
組織の中で働いていると、人間関係を築くのは難しい。それぞれ何を重視するかも違うし、100人いれば100通りの考え方があって、全員と相性がいいとも限りません。
職場では、どんな人に対しても挨拶するのが暗黙のルールですが、なかには人を選んで挨拶する人もいるようです。
今回は、人を選んで挨拶する人の心理・理由についてご紹介します。
本人に選んでいる意識はなく気の向くままに
本当に意識して人を選んでいる場合もあれば、その日の気分で挨拶する人を決めている人もいます。
本来は職場にいる全員に声をかけるべきですが、あくまでも感情の赴くままに動いているだけであって、あえて差別化しているつもりはないのでしょう。
意識したうえでの行動でも多少ムカつきますが、無意識の場合でも多少カチンとくるのはたしかです。そんなときは、思いきり自分から声をかけてコミュニケーションをとってみたり、彼・彼女の行動は一切気にしないと割り切るマインドも必要なのかもしれません。
怖い先輩には声をかけづらい!?
人を選んで挨拶する人が自分よりも下の場合、やはり朝から簡単に声をかけられる先輩だけとは限りません。
特に女性同士の場合、ちょっとしたことで機嫌がよくなったり、悪くなったりと、先輩に対して、いつ声をかけていいか分からないはず。
いくら挨拶とはいえ、どんなタイミングで声をかければいいのか分からないほど先輩がイライラいていれば、挨拶しにくいと思われてしまうのも仕方のない話。
しかし、怖いと思われている先輩からしてみれば、逆になぜ自分だけが声をかけられないのか、そこはそこでイライラする発端となっているのです。
挨拶は全員にする、と決めておけば、周りの人に対して平等に接することになり、先輩たちからもイライラされなくて済むでしょう。
派閥をつくりたがる人は人を選ぶ
職場の規模にもよりますが、人が集まる場所にはグループが存在します。たとえ職場であっても、ランチへ行くグループもあれば、定期的に飲み会を開くグループもあったりと、中学・高校の規模がさらに大きくなり、大人版になっただけ。
昔から派閥をつくりたがる人は、たとえ職場であっても、つくりたがるでしょう。その結果、自分のお気に入りの人には声をかけて、興味のない人には声をかけない人もいるのです。
特に女性の場合は、感情の良し悪しで態度も変わり、同じグループの人たちとばかり群れたくなるものです。
派閥をつくるのは自由ですが、グループをつくりすぎていることによって職場の風通しが悪くなっているなら大問題!
挨拶されなくても、自分はみんなに挨拶する
人を選びながら挨拶している人を見ると、イラッとするのは当然です。特に自分だけが声をかけてもらえないとなると「はぁ?」と、その場でキレたくもなります。
しかし今いるのは職場。あくまでも大人な対応を心がけながら、自分はみんなに挨拶をしていれば、きっと人間的に成熟している人たちがそっと評価してくれます。