リーダーにこそ大事なスキル、「決断力」を高めて部下を引っ張る存在に!



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私たちは毎日何かしら「決断」をし、行動に移しています。今日のファッションアイテムのひとつをとってもそう、晩ご飯は何にするか……など生活をしていると無意識にも選択をし続けているのです。

もちろんお仕事で、今後の展開を決めるような重要な決断に迫られるタイミングもあります。軽い内容から重い内容まで、様々な選択肢の中から常に決断をし、たった1つを選び、行動に移しているのです。

しかし、決断するものが重くなればなるほど、簡単には決められないことも増えていきます。特に後輩を指導する立場になると、会社の方針を伝えるだけではなく自分の意見も大切になるため、曖昧な表現が多くなり、まとまりがない状況に陥りやすくなります。社会人として必要な、決断するスキルはどのようにして高めていけば良いのでしょうか?

なぜ決断ができないのか

そもそも決断ができない人は何が原因で答えを出せずにいるのでしょうか?

心配性

自分が決断したことにより、相手が嫌な気分にならないか、迷惑にならないだろうかと不安になってしまいます。良く言えば「優しい」人なのでしょう。しかし時として、その優しさは弱点となります。意見は意見として、割り切りをつけることも大切です。自分の好感度を気にしてばかりいる人になってしまうと、チームをまとめることができません。

変化を嫌う

今までやったことのないような未知のものに挑戦する局面に立ったとき、培ってきたベースをもとに安定した生活を行っていた人は変化を嫌う傾向にあります。自ら積極的になれず、決断をすることすら避けてしまうように。
しかし環境や状況を変えなければ、良い状況にはならないことも多々あります。変化を恐れているだけでは、今後は置き去りになってしまいます。

人の意見に左右されやすい

自分が出した答えに自信を持てず、相手の意見を重視してしまう人のことです。自分1人で決断することができず、他人の意見に左右されるので、自分以外の誰か、特に説得力がある人の話を聞いてしまうと、最終的な決断にたどり着かなくなってしまいます。口の上手い人にまるめこまれるばかりの人になってしまうと、自分自身が損をするハメに。

5:5で本当に迷っている?

様々な理由が重なり決断ができない人は、本当に答えを出せずに悩み続けているのでしょうか?

例えば、上司と飲みに行くことが決まり、お店選びを任されたとします。イタリアンと日本食で迷っていますが、上司は日本酒が好き。……こうなると、日本食が良いのかな、と思いますよね。しかし、つい最近も日本食を食べていたかもしれないからイタリアンが正解かも。と、さらに考えを深めているだけかもしれません。

本当は自分の中で答えは出ていても、それをつい先延ばしにしてしまう。5:5で迷っているというよりは、8:2の状態で迷っているのです。

慎重に行くからこそ落とし穴がある

慎重に考えて、ベストな答えを出すのは悪いことではありません。特にビジネスでは人間関係や金銭の問題など、慎重に取り組むべき悩みはたくさんあるはずです。けれど、時間が掛かりすぎることに関しては問題アリ。
決断力がない人は、迷えば迷うほど「この件はまた今度にしよう」と先延ばしにする傾向があります。それはとてももったいないことです。

仕事ができる人は即決即断。やりたいこと・ひらめいたことが思いつけばすぐに行動に移して自分のものにします。もちろん、直感だけで判断するのではなく、必要な情報を揃えるには十分な時間をかけますが、情報を基にした決断はすぐに次のアクションを起こしています。

決断力がない人は、慎重に行きすぎて行動しないままが多いのです。チャンスボールが飛んできたのにそのまま返さず相手に得点を与えないよう、決断力を高めてチームを引っ張ることの出来るリーダーになりましょう。

決断した後に方向転換してもいい

自分が決めた選択で今後の全てが決まるのではなく、今後の自分の行動で決まると思っています。その選択が間違っていたとしても、すぐに軌道修正をすれば意外となんとかなるものです。「やらないで後悔するよりやって後悔しろ」という言葉がありますが、まさにその通りで、やって後悔する方が学びや気づきが多くあります。

大きな決断ほどプレッシャーがのしかかり、その分精神的な強さが必要になりますが、部下がいるリーダーこそ柔軟に考え、自信をもって発言していってください。