地味にストレス! 職場で起こりがちな、モラルがない言動や態度とは



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モラルがない人、増えてます

毎日顔を合わせる職場メンバーのちょっと気になる行動ってありますよね。注意をするほどではないけれど、果たしてどこまでが許されて、どこからがマナー違反になるのか。今回はCinq編集部メンバーに聞いた、なかなか口に出しては言えない「ここが気になる」をピックアップしてみました!

ほとんど毎日顔を合わせるけれど家族とは違う。仕事上での付き合いということをふまえて、失礼のない行動を心がけてみませんか。

「みんなやってるから大丈夫」の精神が強すぎる

集団生活をしているからこそ、多数派の意見を取り入れることはよくある話。だけど、「みんなやってるから大丈夫」という発想こそが、周りに小さいストレスをかけていることを知っていますか?

自分では気づいていないかもしれないけれど、実はそれって他の人からするとすごく気になる行動だったりするんです。細かい気配りや、小さい常識を守っている人こそが人間力がある人。仕事が出来る、出来ないとはまた別の話です。常識レベルを上げて、恥ずかしくない行動を身につけていきたいですよね。

モラルのない行動①共有スペースを汚しても気にしない

給湯室やお手洗いなど、共有スペースでの小さい汚れを気にしない人が多すぎる、という問題です。みんなが使う共有スペースだからこそ、気持ちよく利用できる場所にしなくてはいけないはずなのに「みんな使うから大丈夫」と次に利用する人のことを考えずに、汚したままその場を去ってしまう人が増えています。

トイレが水びたしになっていたり、コーヒーカップの跡がついたままになっていたりすることってありませんか? あなたがつけた小さい汚れ、誰かが掃除しているということ、知っていますか?
「誰かがやってくれるから大丈夫」、「どうせまた汚れるから大丈夫」という気持ちは無くして。気持ち良く、使い勝手のよいスペースにしていきましょう。

モラルのない行動②ちょっと借りる、がそのまま

その場に必要なものがなかった時に、一時的に人のデスクからちょっと拝借! なんてことはよくあるハナシ。けれど、人のものを借りておいてどこかに置き忘れたり、持ったままになっているということも多い様子。そこに置いてあるということは、必要としている持ち主がいるということ。借りたものは必ず、元の場所に戻すようにしましょう。ペンやホッチキス、電卓などの小物に多いようです。必要なものは会社にきちんと申請するか、自分で揃えるように心がけて。

また、人のデスクに座って打ち合わせや談笑をしていたのにも関わらず、その時のゴミを置きっぱなしにしているなんて曲者も居るみたい。これは完全なるマナー違反!

モラルのない行動③やられたからやり返す

急に雨が降ってきたとき、持ってきた傘が無くなっていることってよくありますよね。誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

だけど、自分の持ち物が無くなったからといって、自分も誰かのものを持っていけばいいと考えるのはやめましょう。それを繰り返すことで、あらゆる問題が浮き彫りになってきます。たとえ安価なものだって、人のものは人のもの。やられたからやり返す、それが例えば犯罪であっても同じことをしますか?

モラルのない行動④誰かがやってくれるだろう、と思いがち

シュレッダーやコピー機の詰まりを無視

みんなが使うものに何かしら不都合が生じた時、あなたはきちんと対処をしていますか?
例えばシュレッダーが詰まったときや、コピー機の調子が悪い時など。誰しもが遭遇するかもしれない現場です。けれど、自分は今使わないからといって、見て見ぬフリをして放置する人も多いのが事実。もしかしたら次に使う人は急ぎの用事かもしれないのに……。気づいた時には、積極的に対処するようにしていきましょう。

サーバーの交換・メンテナンスをしない

ドリンクサーバーなどの、メンテナンスや交換が必要になるものも会社にはたくさんありますよね。みんなが使う物、正しく使えていますか? 毎回「誰かがやってくれる」と人任せにしていることにこそ、不満は溜まっていくものです。
小さいものに目を配ることができる人こそ、仕事が出来る人といえるのではないでしょうか。

トイレットペーパーの交換

お手洗いに行ったときに起こる悲劇。「トイレットペーパーが無い!」事件です。
単純にトイレットペーパーのストックがないのであれば、仕方ない……の話かもしれませんが、ストックがあるにも関わらず使い切ったまま放置している人も中には居ます。さすがにトイレットペーパーを使いきっておいて、「気がつかなかった」なんて言い訳はないハズ。
用を足した後にトイレットパーパーを取りにわざわざ移動……なんてストレスをかけないように、トイレットペーパーの交換は必ず徹底を。

電話にでんわ

会社宛てにかかってきた電話。
「どうせ誰かが取るだろう」と、あえて受話器を取らない人もいますよね。もちろん、電話番号を見て相手が誰なのかわかっている場合には、スムーズなやりとりが出来る人が取るのが効率が良いでしょう。けれど、コールが鳴っているのにずっと放置するのは相手方にとって失礼です。大事な用件を逃してしまわないよう、周囲を見て判断を。

モラルのない行動⑤パーソナルスペースの侵害

「なんだか距離が近いな」、「この人ちょっと苦手…」と思う人って居ますよね。急に友達のような口調で話しかけたり、馴れ馴れしい態度で接してくる人のことです。人は、自分のパーソナルスペースを侵されると、違和感や不快感を感じるもの。

2回会ったら友達なんて、そんなことはありません。それは態度でなく、目に見えるものも同じ。物が多すぎて、隣の人のデスクにまで自分のものを置いてしまっている人も、パーソナルスペースを侵していることになります。気づかないうちに、人に不快感を与えていませんか?

モラルのない行動⑥自分ペースで気遣いがない

みんなそれぞれの仕事をこなしているのに、急に自分都合の話をしていませんか?
「この間の件なんですけど……」と急に話しかけられても、相手は別のことをしているので、なんの話なのか理解できません。取り込み中であれば、仕事の邪魔をすることにもなります。自分都合で話を進めるのはやめましょう。人に話しかける時には「○○さん、今お時間大丈夫ですか?」と一言確認するのも大切です。

モラルのない行動⑦香害

「スメルハラスメント」という言葉があるほどに、臭いも気になる原因になることがあります。香水のつけすぎはもちろんですが、二日酔いのお酒の臭いや、たばこ、お昼に食べたラーメンの臭いなどもそれに当たるかもしれません。人が不快だと感じるような臭いを身に纏ってはいませんか?
香りが強いものをオフィスに持ち込む場合には、注意を払うことです。

モラルのない行動⑧貧乏ゆすり・ため息

余裕がなかったり疲れが溜まっていたりすると、ついついため息をついたり、貧乏ゆすりをしてしまうことがありますよね。だけど、実はそれも周りからすると軽い迷惑だったりするかもしれません。親しい人がため息をついてばかりだと、周りも良い気分にはなりませんよね。マイナス要因は自分自身でしっかりと受け止め、改善していくようにしましょう。ピリピリした空気感を作ったり、どよんと重い空気を作るのはやめてみて。

モラルのない行動⑨イヤフォンをしたまま仕事

音楽があることで仕事がはかどるという気持ちはとても理解できるもの、ですが自分の世界に浸りすぎて、人が話しかけづらい空気を作っていませんか? フリーランスで仕事をしている人や、クリエイティブなどの業種などでは問題するようなことでもなくむしろ当たり前ことだと感じるでしょうが、集団生活を行なっている会社員が周囲を遮断して、自分だけの世界にこもってしまうと、困る相手が居るかもしれません。賛否両論あると話ではありますが、気になる人は意外と多いものです。

モラルのない行動⑩小さなミスを気にしない

たくさんの仕事を同時進行していれば、小さな抜けやミスが起こることもあるでしょう。だけど、たくさん仕事をこなしているからといってもミスはミス。誰かのフォローをあてにするのはやめて、細かいところもチェックするスキルを養いましょう。小さなミスがいづれは大きなトラブルを引き起こすことも。小さいミスに慣れてしまうと、ふとしたときに信頼関係にも傷がついてしまうかも。

集団生活をしているとはいえ、あくまで他人

たとえ人柄がわかっていたって、よく話す人であったって、他人は他人でしかありません。同じ場所で同じ時間を共有し、仕事をこなしているのは確かであっても、業務内容は人それぞれ。あなただけで会社という組織が完結するものではありません。親しい仲にも礼儀あり。その気持ちを忘れずに、みんなが小さいマナーこそ気にかけていきましょう。

モラルのなさや小さなマナー侵害に関しては意外とみんな、目を光らせているもの。とはいえ、会社で「ちょっといいこと」を重ねたところで、周りは気づいてくれないかもしれません。けれど、いつかはその気遣いは、わかる人にだけ伝わります。そしてその時にこそ「あの人は人間力があるな」と話題になるハズです。一人一人が小さなマナーを気にかけることで、社内でのストレス度合いが大きく変わります。自分自身も気持ちよく過ごすためにも、気持ち良いマナーを心がけてみませんか?