気分が落ち込む時こそ見るべき! テンションを上げてくれるガールズムービー



[記事内に広告が含まれています]

プラダを着た悪魔

2006年に公開されてから、いまだに女性の心を動かす映画として名高い『プラダを着た悪魔』。
ジャーナリストを目指して、流行の先端であるニューヨークへやってきた田舎者の女の子が、女性の憧れであるファッション雑誌「ランウェイ」の編集部へ就職し、鬼のような上司のもと、日々奮闘する物語。ファッションに興味のなかった女の子が、ジャーナリストになる夢を叶えるため、自分を磨き続けひたむきに頑張る姿は多くの女性の共感を呼びました。
ファッションを題材にした映画はこれまでも多くありましたが、その中でも圧倒的なセンスの良さと、主人公であるアン・ハサウェイ演じるアンドレアのキャラクターの愛らしさに魅了された人は多いはず。

観終わったあとのスッキリした爽快感は、毎日の仕事のモチベーションを上げてくれます。鬼編集長と呼ばれるミランダ(メリル・ストリープ)から発せられるグサリと刺さる言葉の数々にも注目を。オトナ女子はもちろん、幅広い年齢の女性の心を刺激してくれるガールズムービーの代表作!

ピッチ・パーフェクト

音楽プロデューサーになる夢を持った女の子が、大学内で有名でもある女性アカペラグループ「バーデン・ベラーズ」に参加し、夢を追ってがんばる学園物ストーリー。学生生活に対して興味を持っていなかった主人公のベッカ(アナ・ケンドリック)が、「バーデン・ベラーズ」の一員になったことで、成長していく姿には勇気付けられた女性も多いはず。
思春期の女の子が様々な葛藤に揺れ動き、真っ直ぐ進んでいこうとする情熱ある姿は、私たちにも勇気を与えてくれます。心を揺さぶる音楽も話題になり、劇中で歌われた「Cups(Pitch Perfect’s ”When I’m Gone”)」は動画メディアYouTubeで約1億8300万回も再生されました。
登場人物のキャラも強烈で、人間関係に悩むシーンもたくさん。個性あふれるメンバーとの絆を感じられる映画となっています。

大学ラジオ局のバイトをきっかけに仲良くなった男の子、ジェシー(スカイラー・アスティン)は、男性アカペラグループ「トレブルメーカーズ」に所属し、いつしかライバル的存在に……。そんな彼との恋愛模様も見もの。学園の青春と憧れを全て詰め込んだ物語。シリーズを通して楽しむことができます。

マイ・インターン

アパレルのECサイトを立ち上げ、若くして成功を収めたジョールズ(アン・ハサウェイ)がシニア・インターンとして70歳のベン(ロバート・デニーロ)を雇うところから始まる物語。最初はその年齢の差から生まれるズレや違い、ジェネレーションギャップに何かとイライラすることも多かったジョールズも、徐々にベンの優しさ溢れる態度と余裕、ユーモア溢れる言葉に心を溶かされていきます。
忙しさのあまり、家庭をみる余裕がないキャリアウーマンの葛藤がうまく描かれている『マイ・インターン』は、仕事優先でがむしゃらに頑張ろうとするバリキャリ女子にこそみて欲しい映画。家庭と仕事の両立は永遠のテーマでもありますが、心に余裕を与えてくれる存在、人生においてほっとする時間を与えてくれるベンのような存在はずっと大切にしていきたいものです。

結婚生活に悩む人はもちろん、仕事を頑張っているキャリアウーマンなど、幅広い人へ刺さるヒューマンストーリー。人間力の高い考え方ができるベンの思考に憧れる人も多いことでしょう。心からの友情と信頼を感じ、優しい気持ちになれる映画です。

バーレスク

2010年に生まれた、ミュージカル映画の傑作『バーレスク』。
歌手を夢見るヒロイン、アリ(クリスティーナ・アギレラ)はありったけのお金と勢い、憧れを抱きロサンゼルスへの片道切符を握り締め、アイオワ州を離れます。仕事探しの途中、偶然見つけたバーラウンジ「バーレスク」に惹かれ、吸い込まれるように入ったアリは、そこで観た豪華爛漫なショーに目を奪われ、そこで働くことを志願。
同じく作曲家として夢を持つジャック(キャム・ギガンデット)とのラブロマンス、嫉妬や妬み、そして誘惑など、さまざまな人間模様が織りなすヒューマン物語です。階段を駆け上がるように、注目を浴びていくアリの歌声やダンスは圧巻そのもの。目がチカチカするほどの衝撃に、鼓動が早くなるのを感じるはず。

どの登場人物も美しく魅力的ですが、とくに注目していきたいのはバーラウンジのオーナーであるテス(シェール)の情深さ。「バーレスク」の経営に悩みつつも、周りへ配る配慮と優しさは女性らしい芯の強さを感じさせます。またその強さとは裏腹に、不安・弱さ・悩みも音楽や声、表情によって絶妙に表現。みんながそれぞれの夢に向かって一生懸命突き進む姿勢は見習っていきたいもの。音楽の偉大さを感じられる物語です。

「ブリジットジョーンズの日記」

ロンドンにある大手出版社で働くブリジット(レネー・ゼルウィガー)は恋愛とダイエットに夢中の32歳、独身女性。仕事も恋にも全力で体当たりしていくが、その姿はいつもどこか残念で……。ある時、親戚達が集まるパーティーでバツイチの弁護士マーク(コリン・ファース)と出会ったことをきっかけに、ブリジットは自分を変えよう! と日記をつけ始めます。すると、ダンディでハンサムな上司、ダニエル(ヒュー・グラント)との距離もひょんなきっかけから急接近。思わぬ三角関係に、恋も仕事もうまくいき始めたと思ったブリジットでしたが、物語はそんなにうまくいくものではなかった……。揺らぎの多い女性を表現しクスッと笑える物語。

2001年に公開されて以来、そのリアルな女性の生態は良くも悪くも、多くの反響を集めました。デカパンをはき、だらしない姿を堂々と見せている等身大の女性の姿。そしてさらにドジすぎるブリジットの不器用さに「わかる」「私だけじゃなかった」「リアルだ」と共感の声も。

シリーズを通して、ここまで長く愛される映画は珍しいもの。ドジな女性が永遠の愛を求めて、日々頑張る姿に励まされる婚活女子も多いはず。素直に、貪欲に、恋も仕事も楽しみたい。そんな女性の素直さがよく表れた作品です。

定番、だけどやっぱり好き!!

女性の心を盛り上げてくれるガールズムービーは世界共通。
何度見ても、なぜかタイトル名を聞くだけでもう一度見たい、と思ってしまうほど。自宅にこもってばかりで、気分が落ち込みがちな今だからこそ、私たちを励ましてくれるようなガールズムービーを味方にしてみて。きっとテンションが上がり、やる気に満ち溢れる自分を取り戻せるはず。女性の力は強いのだ!

Cinq編集部/イラスト:ASKA