読書から学ぶ!毎日、書店に通うライターが教える「仕事運が上がる本屋の巡り方」



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一冊の本で、人生が変わる

たった一冊の一つのフレーズで人生は拓きます。
「ずっと求めていた言葉はコレだ」と涙がでるときも。書店は著者・専門家の知識や感性が集結している場所。

本屋さんならではの紙のにおいを感じながら、きょうも運命の一冊を探す旅へとでかけましょう。

今回は、仕事運が上がる本屋の巡り方をご紹介します。

本屋さんに入る前に、どんなヒントをもらいたいかを決める

本屋さんには「本の神様」がいると、私は信じています。
誰にも言えない悩みも、たまたま手にした本にヒントが書いてある。あるいは数多くの本の中からパッと目に留まるから不思議です。

仕事運を上げたいなら、本屋さんに入る前にどんなヒントをもらいたいかを決めます。たとえば「いずれ一人で仕事をしてみたいけど、どうすればいいのか分からないから教えてほしい」「こんな仕事がしてみたいけど、どうやって広げればいいのか分からない」と、本の神様にお願いします。

お願いをしたら、あとは自由に好きな場所に行き、本を探すだけ。たったこれだけでもヒントが目に入る状態に。もしビビッと来るワードがあったら、すぐにレジに行きお買い上げ。そして買ったままではなく、本を読みマーカーで線を引きます。

世の中の流れを肌で感じる

本屋さんに一歩入ると、時代の流れを感じます。今、何が流行っているのかを読み取れる力がつきます。

たとえば少し前なら「することリスト」ではなく「しないリスト」に注目した書籍が多かったり、あるいは「孤独」「一人」というキーワードも、ヒットするフレーズです。

たとえ、その道の専門家ではなくても、今の時代がどうなっているのか、これからどんな社会になるのかは本や雑誌を通してイメージできるのです。世の中の流れを知らないまま仕事をするのは、社会人らしからぬ行動。

できれば、なんとなく立ち読みして終わりではなく購入し近くのカフェで読み込みましょう。本を一冊読む時間がないなら、せめて雑誌を買い、トレンドを勉強します。

積み上げられている本の高さをチェックする

本でも雑誌でも、積み上げられている高さに注目してみてください。
新刊のものに関しては他の書籍より高くなるのは当然ですが、新刊があまりでていない時期にも書店に行くと、今、売れている本や雑誌が分かります。

人気の本は「残り一冊」の状態になっているため、すぐに分かります。人気の本をみつけたら、なぜ売れているのかしばらく考えます。著者のブランディングが成功している場合もあれば、知名度がなくてもタイトルの引きや表紙のデザインのセンスがいいだけで手にとってもらう確率が高くなります。

あるいは出版前からすで話題になっていて(宣伝に力が入っていたり)売れている場合も。積み上げられている本の共通点を探ると、今の時代を生きる人たちがどんな思いで毎日を過ごし、どんな悩みにぶつかっているのかも推測できるのです。

予算がなくても書店に行き、アンテナの感度を高める

会社員もフリーランスも、仕事を成功させるうえで重要なのはアンテナを常に張り、感度を高めておくことです。世の流れを知らないままプレゼンをしても説得力に欠けます。

毎日は厳しくても書店に通う習慣をつけること。できれば予算の中で本を買い、読むこと。たったこれだけでも他の大人たちと差をつけられます。

お財布が寂しいときも、書店に行くのは自由です。「今日は本を買えないけど、ヒントが欲しい」とお願いしながら歩いていれば、きっとビビっとくる言葉やフレーズに出会えて、さらにそこから人生が拓いていくでしょう!