♯誘われるままに予定を入れると……
友人や知人からお誘いの声がかかるとつい「断ったら傷つけてしまうかも」と、不安になって安請け合いをしてしまうことはないでしょうか。実は、その時間の使い方こそあなたにとって最も良くない時間の使い方。
純粋に予定を楽しむなら別ですが、「付き合いだから」「いつも良くしてもらっているし」というお情けにも近い感情でお誘いを受けるとあなた自身がその時間を楽しむことができません。そうなると悪気はなくても相手に対して「自分の時間を奪われてしまった」というネガティブな感情が湧くようになります。これが原因で、せっかくの予定が自分にとってはもちろのことん、相手にとってもまた楽しいものではなくなるので、予定を入れるときは自分の気持ちを優先で決めましょう。
♯時間に区切りをつける
そうは言っても、「どうしても断れない」「誘い自体は嫌ではないけれど、他の予定も入れたい」という場合もあるでしょう。こうした半分行きたいけれど、半分行きたくない……といった感情の時は時間限定で予定を楽しむのもアリです。
例えば丸一日その予定に時間を使うのではなく、何時間限定で遊ぶなど。飲み会も、盛り上がりの途中で抜けたり、または途中から参加するのでもOK。お誘いを完全に断るよりも途中まででも参加をするという意志は相手にとって悪い印象を与えるものではありません。
ただし、お誘いの内容によっては一日予定を空けてもらいたいイベントである場合もあるので、先に時間限定で空いている旨を伝えて、その上で参加できるかを相手に確認すると余計なトラブルを回避できます。
♯大切にしたい時間を選別する
大人になればなるほど、私たちは仕事で知り合う人の数や友人関係もどんどん広くなっていきます。そうすると、昔ながらの友人との付き合いだけでなく、新しく知り合った友人との関係を深める時間も必要です。こうして必然的にお誘いが多くなっていくのですが、誘われるがままに受けていくとどうしても自分にとって大切な友人との時間がそのぶん削られていきます。
自分と相手の貴重な時間を使って会う人は、基本的に自分にとって居心地の良いと思える相手だけにしておきましょう。「この人とは話していて前向きになれるな。」、「この子とは一緒に会話するだけでたくさんの学びが得られるな。」そうしたポジティブな気持ちを持てる相手との時間を積極的に作っていくことで、精神的に疲弊するだけの時間が大幅にカットされます。自分の時間を大切にすることと、お互いにとって居心地が良いと感じる相手との時間を大切にすることを基準にフリー時間を有効活用してみると良さそうです。
♯気持ち良い時間を選択しよう
私たちのライフスタイルは、仕事を中心に、家庭・恋人・友人との時間があり、その上で自分の時間があります。1日に換算すると、たった数時間程度しか許されない自由な時間。だからこそもっと時間の使い方を大切にして欲しいのです。
友達との時間ばかりで他のことがおざなりになっていませんか?その逆も然り、恋人との時間を優先し過ぎても、反対に自分の時間に浸っているだけでは世界が狭まって見えてしまいます。大事なのは、その都度自分にとって「今、こういう時間が欲しい」という欲に素直になって、時間を作ること。そうすれば、常に何をしていてもあなたはストレスを感じることなく、自由な時間を謳歌できるのではないでしょうか。