手束 真知子ってどんな人?
―早速ですが、現在の活動について教えてください。
はい。今はフリーランスとしてタレント活動を行いながら、秋葉原にある「発掘! グラドル文化祭」というお店の経営をしています。16歳の頃からこれまで、グラビアアイドル、アイドルとして芸能活動を続けていました。一通り、アイドルとして経験を積んできたのかなと自分の中で感じた時に、芸能活動をスッパリと辞めたいわけではないけれど、この経験をさらに別のものに活かせないか……と考え始めたのが、28歳の時でした。
―ミスマガジン2004グランプリ、SKE48、SDN48……と芸能界でキャリアを積まれてきた手束さんが、まさか自分のお店を持つとは。それは一体どうしてなのでしょうか?
今ってアイドルやグラビアアイドルの働き口がなくなってきているじゃないですか。有名な人がグラビアの世界に入ったりすることはあっても、無名の新人が活動を広げる場が少ないというか……それなら実際に作ったらどうなんだろう? って考えたのがきっかけです。
ファンの応援が自分に届かないモヤモヤが、お店を作るきっかけになった
―今、経営されている「発掘! グラドル文化祭」というお店は、グラビアアイドルがお店に在籍しながら、ファンからもらった応援ポイントで芸能関係のお仕事を獲得できる、という面白いシステムが導入されていますよね。このシステムはどこから生まれたのでしょう?
アイドル活動をしている時、AKBグループの総選挙に参加したことがあったんです。その時、ファンの方から「応援しているね」と声をかけられることがあったんですが、それを素直に実感できる場がなくて。声はかけてもらえるけれど、本当に投票してくれているの? と、モヤモヤとした気持ちを抱えていました。実際に自分にどれくらいの票が集まっているのかもわからないし、それに対してどうモチベーションを上げていけばいいのかもわからない。
複雑な気持ちのまま、選挙に呼ばれる人たちの後ろ姿をボーッと眺めていたんです。私を応援してくれている人も居るのに「この人たちの応援はどこにいったんだろう?」って不思議でたまらない。CDを買って、投票もしてくれているのに、その応援は誰にも、私にも届かないんです。そんなファンのみんなの気持ちはどこにいくの? って。ずっと感じていたモヤモヤを解消したいと思っていました。
―まさにあの場面に居たからこそですね。
そうですね。そこで、応援を目に見ることができて、かつ頑張ったら頑張った分だけ、確実に夢に近づける仕組みがあればいいのに、と思うようになりました。ここまできたら写真集が出せる、ここまでやればやりたい仕事ができる。夢を追いかけて頑張りたいと思っている女の子に、頑張る理由をしっかりと作ってあげたいなって。
アイドルを辞めてから2年くらい時間が空いたんですが、その2年間は自分の世界を広げたいと、留学のために海外に行っていたんですね。その飛行機の中で急にこのシステムを思いついて、8時間のフライト中に全然眠れなくなってしまったんです(笑)。仕組みを思いついてから、お店を実際にオープンさせるまでは……多分5ヶ月くらいだったんじゃないかな。
―ものすごいスピードでお店が完成したんですね(驚)。これまでアイドルとしてチームメイトと一緒に行動するのが当たり前であった手束さんが、次はアイドルになりたい女の子を教育する側になった、と。実際にお店を始めてからはいかがでしたか?
今はお店が出来て4年目に入ったんですが、作ったばかりの1年目はとにかく大変で毎日が手探り状態でしたね。ファンの方の気持ちに寄り添いたいと思ってはいても、実際に全部を叶えることは難しい。一緒に働いてくれる女の子たちの扱い方もわかりませんでした。
とくに、1年目はすでに芸能活動をしている女の子を中心に声をかけていたので、個性も強くて、衝突する場面もたくさんありました。個人で集客ができる女の子たちが多かったので、それがよかったのだと、感謝の気持ちも大きいです。けれどお店が出来て2年3年……と重ねていくうちに、本当に駆け出しの女の子たちも増えてきました。コンセプトカフェのようなアットホームな雰囲気で、よりファンの方にも身近に感じてもらえるようになったのではないかな、と思います。
長年付き合ったコンプレックス
―話は戻りますが、そもそも手束さんが芸能界を目指されたきっかけは一体なんだったんでしょうか?
物心がついた時には芸能界に憧れを持っていました。兵庫県出身なんですが、中学2年生の頃にはボーカル・ダンススタジオのレッスンにも通っていましたね。けれどこのままじゃ芸能界に近づけない! と上京を決意して、自分でオーディションを受けたのが始まりです。
―思いついたらまっすぐに行動に示す、ということをずっと続けられてきたんですね。もともと自分に自信があったから続けられたんでしょうか?
全然そんなことないです。私、もともと歯がコンプレックスだったんです。
大きな前歯が内側に入っていて、口を閉じているつもりでも、常に歯が見えてしまっている状態でした。写真を撮られるたびにそれがバカっぽく見えるというか、気になって仕方がなかった。でも、若い頃は美容にかけるお金もなくて。
―コンプレックスもあったんですね。ちなみに、歯がコンプレックスということですがそれはいつ頃改善されたんでしょう?
20歳くらいの頃に、気になっていた前歯を2本治しました。そうしたら歯並びが随分とマシになって、写真に撮られた時も大人っぽく見えるようになったんです。何よりコンプレックスがなくなる自分への心の持ち方が違いました。27歳になってから、周りの歯のバランスも気になって、前歯を6本、全てセラミックにしました。
―コンプレックスと付き合いながら芸能活動も続けていたんですね。
そうですね。昔の写真を見ると違いがわかると思います。
年齢を重ねるに当たって、髪と肌と歯のケアはとくに大切だなと感じるようになりました。歯に関しては、歯医者=怖いというイメージが小さい頃から抜けないので、なるべくホームケアでできるものを使おうと思って、「ソニッケアー」で毎日しっかりケアしています。
電動歯ブラシが初めての方でも安心して使えるということで、ソニッケアーを使い始めました。たまに歯磨きに力を入れすぎて歯茎から血が出る、ということもあったんですが、それも電動歯ブラシに変えてからはなくなりました。歯の着色や口臭、人と接することが多い場面がある大人こそ、オーラルケアは大切だと思っています。
それ以外にも、髪は美容室に月2回をルールに、ホームケア用のシャンプーなどもシリーズで使っています。今はヘアアイロンやヘアビューザーも、多少高くても思い切って購入するようにしています。肌はもともと強いのか、荒れることは少ないんですが、その分日頃から1時間お風呂で半身浴をしたり、と自分に時間とお金を投資するようになりました。
―コンプレックスは失くなっても、日々の努力なしに継続はできないですもんね。
「これまで支えてくれていた人たちの、将来を支えたい」
―日々自分自身に磨きをかけている手束さんですが、今後の目標はありますか?
今やっとお店が4年目に入ったところなので、まだまだ不安定だなという感じがあります。これからの5年目に向けて無茶をしない、調子に乗らないようお店を安定させていきたいなって思ってます。
これはあまり口外していないんですが、実は10年くらい先には、店舗を残しながら、デイサービスみたいなものも作りたいなって考えてますね(笑)
―デイサービス? それはまたどうして?
今の私たちを支えてくれているお客さんの中には、年齢層が高く未婚の方も多く居ます。実際にファンのみんなと交流する場をつくって、この人たちに支えられてきたからこそ、次はこの人たちを支えたいな、と思っていて。働いたお金を全部私たちに使ってくれている人もいる、だからこそ、その人たちが楽しい老後を過ごせるような仕組みを作っておきたいんです。
死ぬまで一緒だよ、大丈夫だよ、だから安心してお金を落としてねって、ファンのみなさんには伝えています(笑)
―すごい。人生丸ごと、ファンのみなさんと一緒に過ごす予定なんですね。
そうですね(笑)。
私が急にお店を辞めます! なんてことは絶対にありえないので。
―今後の活躍も楽しみにしています。ありがとうございました。
フィリップス・ジャパン 電動歯ブラシ「ソニッケアー」
手束さんも愛用されているというソニッケアーの歯ブラシは、“音波水流”による強力な洗浄力で、コーヒー、茶、たばこによるステイン(着色汚れ)を減少させる効果も研究によって実証されています。また高品質の毛先が歯肉縁上の歯垢をしっかりと除去して歯ぐきの健康も守ってくれる。
モードと強さ設定、付属ブラシの違いで選べる「プロテクトクリーン〈プレミアム〉」「プロテクトクリーン〈プラス〉」「プロテクトクリーン」の3つのシリーズは、いずれも電動歯ブラシを初めて使うユーザーに使いやすい仕様に。
ブラシヘッドの交換時期にはランプが光るので、歯ブラシを変えるタイミングがわからないという方にもオススメ。ぜひ、口元投資で、好印象を与えてみてはいかがでしょうか?
手束真知子さん、ご協力ありがとうございました。
手束真知子 プロフィール
ミスマガジン2004(原田桜怜名義)、SKE48/SDN48の元メンバー。現在はフリーランスで活動し、秋葉原でお店「発掘!グラドル文化祭」(guradorubunkasai.net)をオープン。10年振りとなるグラビアDVD「軌道修正~ノーギャラ」も発売中。Twitterアカウント@machi_pie