生産性を上げるための新しい考え方が登場
「日々のタスクを効率的にこなしたい」「より短い時間で成果を上げたい」といった生産性の向上について、考えている人も多いのではないでしょうか。実際に生産性上げるために、TODOリストなど、様々な工夫を取り入れている方もいるかと思います。
数ある生産性を上げるための工夫として、1つ候補に入れてもらいたいのが、最近IT業界内を中心にすでに広まりつつある「タイムボックス」という方法です。
ひとつの仕事にかける時間をあらかじめ制限しておくことによって、メリハリのついた生活を送れるようになるといわれています。
そんな効率的な時間の使い方ができるようになる、「タイムボックス」についてご紹介します。
タイムボックスとは?
タイムボックスとは、ひとつの作業を終わるまで続けるのではなく、前もって作業に掛ける時間を決めておくという時間の管理方法です。TODOリストと似ていますが、タイムボックスを実践している時は、その作業が終わっていなくても制限時間が来たら終了させ次の作業に移ることがルールとなっています。
簡単に言うと学校の時間割のようなもの。Googleカレンダーや自社で取り入れているスケジュール管理などに「10時~12時営業資料を作る」というように予定を組み込んでいきます。
時間が過ぎたら次の作業、そしてその時間が終わったらまた次の作業……。というようにスケジュールを繰り返し、無駄な時間をなくし効率よく作業を進めていくことができるようになります。
タイムボックスと取り入れることでのメリット
TODOリストでは、タスクが並びすぎてやり切れないことも多く失敗しやすいのですが、タスクをカレンダーなどに記しておけば、所要時間を必然的に考えるようになります。最初は「時間内に終わらない!」と失敗することもありますが、続けていくうちに作業をひとつ終えるのに必要な時間配分がわかるようになっていきます。
こうした時間をコントロールができるようになると、仕事において満足感を感じられるようになります。タイムボックスを設定することによって、主体的にスケジュールをコントロールできるようになる、という大きなメリットがあるのです。
また、最初から終わる時間がわかっていれば、苦手な作業でも「手を付けよう」という気持ちになり、今まで敬遠していたことにもチャレンジしやすくなります。
無理のない計画づくりをしよう
タイムボックスのように、自分がタスクにかけられる時間を決めて、その時間を超えないようにして作業をすることで生産効率はかなり高まります。時間にルーズになりやすい人は、タイマーを使うことで、計画通りに時間管理することができるのでおすすめです。
毎日の生活に取り入れていくことで、効率よくメリハリのある時間を過ごすことができます。また、作業がある程度の時間で変えられるので、煮詰まることがなく集中して作業を行うことができるようになるのです。
みなさんも明日から、毎日の仕事にタイムボックスを取り入れてみてはいかがでしょうか?