① インプットは第一段階
資格を取得したことがないと、「資格取得=知識が増える」というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
実際に私が取得して感じた大きなポイントは、資格の教本やテスト勉強をしている最中は、知識が増えるというより「こなす」という感覚が強いということです。
人は、何か新しい情報を入れる(インプット)と、得た情報を外に発信する(アウトプット)を繰り返して自分の肥やしになっていくので、自分に吸収している段階は全くのスタートライン。スキルを新しく身につけるには、近道はないのです。
② 聞かれるから調べる
そして、資格を取得すると「肌について、詳しかったよね?」「最近、ニキビで悩んでいて…」など、勉強している最中の私を知っている友人から悩みや相談を持ちかけられることが多くなりました。
質問を受けると、一瞬「あ、それテキストのどこかで見たぞ!」と頭によぎるものの、スムーズに回答できない自分に出会います。
“大切な友人の悩みに、やみくもな答えを出してはいけない”。そんな責任感が自然と生まれ、「今度会う時までに、調べておくから少し時間が欲しいな」ともう一度テキストを遡るように。
すぐに仕事で活かせなかったとしても、親しい友人や家族からの声をキャッチすることで復習するきっかけを得ることができます。
③ アウトプットで頭の整理
そして、一度知った内容を言葉にしてアウトプットする作業が最も大切。
私が個人的に行なってきたことの一つが、友人から相談されたことを美容コラムとして執筆するというものです。
一人が悩んでいることは、多くの人がきっと感じている悩みではないか?と考え、質問された回答を記事のネタにしていました。直接、本人に言葉で伝えることもですが、こうして文字を打ちながら知識を整理することは、後から見返すこともできるのでオススメです。
「伝える能力」を上げるためにも、取得をきっかけにブログ開設をするなど、得た知識をどんどん発信する側に回ってみてください。
さらに、深く自分に落とし込むことができるのではないでしょうか。
繰り返すから物になる
私は、常に持ち歩いているノートがあります。そこには…
・疑問に感じたこと
・誰かに質問されたこと
・これ知りたい!ということ
などを、思いつくまま時間の空いた時に書き込んでおいて、後から調べたり発信の切り口にしたりしています。これを繰り返すことで、メモやテキストがなくても自然に話せるように。
“頭に書き込むこと”ができたら、本当に身になった証拠なのではないでしょうか。