「読む」時間が作れなくても、「聴く」時間なら作れる?!
本屋さんに行くと気になる本に出会うことってありますよね。しかし、購入したものの、読書をする時間が作れず、どんどん読まない本が増えてしまっていく、ということがあります。読書をするには「集中して読む」というエネルギーが必要になるので、疲れていると頭に入っていきません。
また、活字が苦手で興味のあるタイトルの本に出会っても、なかなか手を出せないという人もいるでしょう。けれど、読書をすると自分の世界は広がります。人の体験したことが本になっていたり、想像力を膨らませて楽しんだり……。ビジネスパーソンと呼ばれている有名な人には、読書という経験が欠かせないほどです。
そんな、本を読む時間が作れない人や活字が苦手な人におすすめしたいのが、「オーディオブック」です。
スマホやタブレットを使い、本の内容を声優が朗読してくれる音声コンテンツで、多忙な現代人のライフスタイルにマッチし、近年広がりをみせています。
オーディオブックのメリットは、どこでも・いつでも・ながらができること
オーディオブックの魅力は、本を読むのではなく、聴くという点です。
つまり、何かをしながらでも本の情報をインプットすることができます。
通学中にスマートフォンなどから情報収集している方も多いですが、まさに自分磨きを目的として、オーディオブックでビジネス書や語学を聴いている人も増えているそう。イヤフォンとスマホがあればどこでも聴くことができるので、目も疲れることがありません。手でページをめくる必要もなく、重いから本を持ち歩くことができない、という場合にも活用できます。
通勤ラッシュ時には、人が多くて本を開くことができない。料理をしているから手が離せない。そんな時にも“音声”が活躍してくれます。ちょっとした時間を読書に充てることができるのです。また、寝る前に学びたいジャンルの本を選んでおけば、睡眠学習ができるように。
活字が苦手な人や本を読むスピードが遅い人でも、オーディオブックなら一定のスピードで進むので、目で追うよりも早く、読み切ることができます。
オーディオブックのデメリットは?
あえてオーディオブックのデメリットと話すとしたら、書籍数が少ないことです。本を声優が読み上げるという工程を挟むので、たくさんの本を読めないのが現状です。基本的には、人気のビジネス書であったり、ロングセラーの本などが中心なので、本で学んだ内容を活かせるようにしたいと思う書籍を選ぶと良いでしょう。
また、本ならではの飛ばし読みができないという点もデメリットのひとつ。
読書の場合は、斜め読みをしながら目についた場所へ飛ばし読みするという本ならではの読み方があります。オーディオブックは早送りはできますが、気になる項目だけ読みたいという場合には向いていません。ですが、普段なら興味がなかった情報も、自然と耳に入ってキャッチアップすることができルノで、大きなデメリットではないでしょう。意外な場所に「聴いてよかった」と思える情報が隠れているかもしれません。
読書も効率を意識してみよう
使い方次第ではかなり便利なオーディオブック。
いままで本を手に取ることが少なかった人にとっては、新しい読書の方法の1つであり、手軽に学びを得られる効率の良い勉強法にもなるでしょう。自分のライフスタイルに合わせて、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?