【最終回】コツコツ続けるのが苦手…。 短期的な目標を味方につけて、習慣化する方法|MY WORK ヒント#100



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あの時、辞めなければ……。

「継続は力なり」とはよく言ったもので、「それができるなら、苦労はしない!」とぼやきたくなるのが現実ではないでしょうか。

資料を取り寄せたけれど、実行せずに放置してしまったり、やろうやろうと思いながらも気づけば何年も経っていたりと、私も経験したことが幾度となくあります(笑)。

モチベーションを常に一定に保つことができたら、どれだけスキルを積み重ねることができるか。
自分の中にある「意欲」を引き出すことができれば、足が止まることなく進み続けられるでのはないか。

そんな悩みとぶつかりながら考えて答えを出したのが、以下の3つの記事です。

欲求段階を探ろう!他人と比較しないモチベーション作りの秘密
【対価と意欲のバランス】アンダーマイニング効果について考える
いつも絶好調!モチベーション維持できる人の特徴3つ

これらを総合して「継続力」を作る方法を今一度考えてみると、
「短期目標=習慣化」がポイントになると思います。

そこで今回は、この連載『MY WORK ヒント』を100つ(最終回)積み重ねることができた結果を踏まえて、なぜ継続できたのか自己分析します。

固定のルーティンを自分で作るのが◎

人は、「任意」と「義務」では大きな行動の差があると思います。

例えば、企業に就職していて、9時出勤のはずが寝坊して起きたら12時過ぎだった日には、ピンチですよね。この「やらなければならない」「できなかったら、やばい」などの義務感がなければ、誰しも行動が緩むのは当然です。

この連載に当てはめてみても同様で、はじめは記事の提出頻度に細かい取り決めはありませんでした。フリーランスとして働いているため、自分の仕事裁量は自分で決めることができるため「任意」です。

しかし、途中から「毎週〇〇に提出する」と編集部と決めてから、多少前後することはあったものの、無事に100回まで提出することができました。「今日じゃなくてもいいか……」と言う「任意」を捨てて、自ら「義務」に変える。

これが、毎週自分がやらなければならない「短期目標」となり、やがて気づけば「習慣化」していました。

自分の中で「義務」を作る勇気って?

さて、「義務」とは何か考えてみると、仕事の中で「義務」を作るのはなかなかありそうでないことです。

例えば、日本国民だから年金を支払う、独立しているなら確定申告を自分でする、などは「義務」だと思います。そのような最低限の「義務」以外を見てみると、ほとんどの選択が「任意」ではないでしょうか。

働く場所、付き合う人間関係、休日の過ごし方、今日食べたご飯……。
ライフスタイルから仕事まで、自分の「任意」で決定している。

そう思うと、自分が「義務」を作ってないから習慣化も生まれにくいと私は考えています。
確かに、「義務」を作ると「責任」が発生します。しかし、あえて自分に「義務」を作るから「行動しよう」と思える。それが自然と積み重なった時、やがて「継続力」につながるのです。

【最終回・あとがき】読者様へ

——と、「継続力」は「義務」を作ることだとまとめてみましたが、それらの気持ちを奮い立たせていただいたのは、何よりこの連載を読んでくださった皆さまのおかげです。本当に、ありがとうございました。

連載名が『MY WORK ヒント』ですが、決して私のヒントだけではなく、働く女性の皆さんが小さなヒントをそれぞれ見つけてほしいと言う気持ちを込めて書いてきました。

働くことが辛くて生活のため……ではなく、自分の人生が向上するような楽しいヒントが見つかりますよう、心から願っております。そして、私も皆さんに刺激を受けながらさらに良い人生を作っていきたいです。

またどこかでお会いできる日まで。
harako

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