【対価と意欲のバランス】アンダーマイニング効果について考える|MY WORK ヒント37

【対価と意欲のバランス】アンダーマイニング効果について考える|MY WORK ヒント37

ライター&コラムニストとして活動しているharakoです。この連載では、「女性の働き方」のヒントになるような内容をお送りしています。第37回目は、人が意欲的になる効果について考えます。


「給料」や「報酬」でやる気を作る?

突然ですが、質問です!みなさんは、「給料」や「報酬」で仕事内容を判断した経験はありますか?

……実は、この“対価で判断する”という視点は、意欲が半減する原因の一つ。それを裏付けているのが、「アンダーマイニング効果」という心理です。

簡単に内容を説明すると、興味があることや好きなことに自ら取り組んでいる人に対して、「対価」や「報酬」を与えてしまうと意欲が半減したり行動がストップしてしまったりするというもの。

“頑張ったご褒美”と、お金をあげたり報酬をあげたりする行動は、けっこうよく見る光景だと思いまが、良かれと思って第三者が「ご褒美」を与えることが逆効果になってしまうと言う、なんとも興味深い心理です。

Getty logo 25b7f2c61b43cc8578dbdb4391bff44f15fecbfdcfd25ce56be1fa24f6dc74a2

ワクワクする意欲に、ご褒美を作らない

例えば、小さな子供が夢中でパズルゲームをしているとします。そこに大人が、「このゲームクリアできたらクッキーあげる」とご褒美をあげたとしましょう。

するとどうでしょう?今まではただ好きだからしていたパズルゲームを、クッキーという「対価」を与えたことによって、「このゲームやったら、何くれるの?」と徐々に見返りに期待が出るようになり、そして「次はこのお菓子をくれないと、もうやらない!」となってしまうわけです。

ではこれを、大人の仕事に例えてみましょう。興味がある分野の仕事だったとしても、「給料」や「報酬」「対価」に注目しすぎてしまうことで、意欲がせき止められてしまう想像がつくと思います。

この「アンダーマイニング効果」に当てはめてみると、待遇や給与の良し悪しで判断するより、心からワクワクするような仕事内容を重視して選択する方が仕事のモチベーションを維持しやすいということになります。

@akarieamさん(instagram)

“もっともっと欲しい”を自分の心に向ける

もちろん仕事をする上では、生活するためのお金を稼ぐことが目的でもあります。しかし、それを上回るようなワクワク感や楽しさ、自分の成長に挑戦する気持ちが不足すると、気づけば「給料が低いからやりたく無い」と愚痴ばかりの私生活に変化してしまうのではないでしょうか。

「対価」や「報酬」は、あくまでも後からついてくる評価。まずは、ワクワクする心を育てることが優先です。その気持ちを見つける良い方法は「もし、お金が発生していなくても進んでできるか?」という質問を自分に問いかけてみると明確に。

「正直、報酬が良くなかったらやりたくないな」「見合った対価だとは思えない」と心のどこかで思っている仕事内容であれば、もう一度自分の心に素直になる時間が必要なのかもしれません。

 

この記事のライター

★ブログにも遊びにきてね★
https://harako.jp

関連する投稿


「人生は一度きり。だから楽しむべきよ」ウーマンダイアローグ #41

「人生は一度きり。だから楽しむべきよ」ウーマンダイアローグ #41

こんにちは、ライターの渡辺彩季です。 この連載では「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、通訳家の李起林(イ・ギリム)さん。生まれ育った韓国を離れて、通訳家として日本で活動されている素敵な女性です!


女性だって「キャリアアップしたい!」が本音。年収、職場への不満を赤裸告白

女性だって「キャリアアップしたい!」が本音。年収、職場への不満を赤裸告白

働く女性が増えたことによって、女性のキャリア観も大きく変わっている今。「キャリアアップしたい!」「バリバリ稼ぎたい!」と思っている女性はどのくらいいるものなのでしょうか? そこで今回は読者100名にアンケートを実施。今の年収や、仕事での悩みなど、赤裸々に聞いてみました。


生きているだけで、辛いこともある。誹謗中傷・批判から自分の身を守る方法

生きているだけで、辛いこともある。誹謗中傷・批判から自分の身を守る方法

SNSの主流で生まれた「個を活かす時代」。それは、芸能人ではない普通の私たちが良くも悪くも人の注目を集めるということ。時として批判的な意見に傷つけられてしまうことも少なくありません。今回は、そんな批判、誹謗中傷から自分の身を守るための大切なことをご紹介します。


夫婦で過ごすリモートワーク。どちらもが快適に仕事をこなすコツは?

夫婦で過ごすリモートワーク。どちらもが快適に仕事をこなすコツは?

猛威をふるう新型コロナウイルス感染症に、これまでとは違う生活様式。夫婦のどちらもがリモートワークになり、家庭で仕事をしているという方も多いはずです。お互いにみることの少ない仕事中の相手を見ることができるのは新鮮である反面、トラブルも元になることも。そこで今回は、夫婦で過ごすリモートワークでも快適に過ごすコツを紹介。


OLからフリーランスを目指したい!そう思ったら始めたい3つのこと

OLからフリーランスを目指したい!そう思ったら始めたい3つのこと

「自分らしく働きたい」先行き不安なご時世だからこそ、こう思う方も多いのではないでしょうか。しかしフリーランスになるためには何から始めたらいいの?と分からないことだらけ…という声も耳にします。そこで今回はフリーランス3年目、元OLの筆者が実際にフリーランスを志してから始めた3つのことをご紹介します。


最新の投稿


「人生は一度きり。だから楽しむべきよ」ウーマンダイアローグ #41

「人生は一度きり。だから楽しむべきよ」ウーマンダイアローグ #41

こんにちは、ライターの渡辺彩季です。 この連載では「多様な女性の働き方」をテーマに私とゲストで対談をさせていただきます。 今回のゲストは、通訳家の李起林(イ・ギリム)さん。生まれ育った韓国を離れて、通訳家として日本で活動されている素敵な女性です!


転職回数は何回まで許される? 転職に関する質問をキャリアアドバイザーが答える

転職回数は何回まで許される? 転職に関する質問をキャリアアドバイザーが答える

今回はキャリアアドバイザーが「面談時に転職者から聞かれることの多い、代表的な質問について」お答えしていきます。転職回数は何回までなら許される? 地方からの応募でも大丈夫? 気になる質問へのアンサーをチェックしていきましょう!


仕事以上にストレス感じる!一緒にいると疲れる友達の特徴

仕事以上にストレス感じる!一緒にいると疲れる友達の特徴

友達と会っている時間は、ストレス解消のひとときになるはずなのに……。自慢話しかしない友人にイライラしていませんか?そのまま我慢し続けるのは、ちょっと無理があるかも。


好きだけど.....彼と別れるべき? 別れるor別れないの判断方法

好きだけど.....彼と別れるべき? 別れるor別れないの判断方法

彼とずっと一緒にいたい。そう思う反面で、心のどこかで「もしかしたら別れたほうがいいのかな?」と自問自答することはありませんか?内なる自分から警告のサインが出たら、ぜひじっくりと彼との関係を見直して。


過去のトラウマが消えない!新しい恋に進むコツは「自分に優しく」♡

過去のトラウマが消えない!新しい恋に進むコツは「自分に優しく」♡

過去の恋をずっと引きずったまま……。新しい恋の気配がしても「自分なんて」と否定的な態度をとってしまったり。今度こそ運命の人と巡り合えるように、今のうちに心の中をよく整理しておきましょう。


RANKING


>>総合人気ランキング