職場で「NO」と言えない? 大人ならでは仕事の断り方



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好かれようとして無理をしていない?

「みんなから好かれたい」

そう思うこともあるでしょう。人に好かれていれば進みやすい物事もあるし、それが大きな収益に結びつくこともあります。仕事上で好かれる努力をすることは、決して悪いことではありません。しかし、なんでも受け入れてしまい、断れない人間になっていませんか? 自分のスケジュールが手一杯なのに、つい頼みごとを請け負ってしまって、自分の本来の業務で大失敗をしたり。本末転倒な自体にならないようきちんと断る勇気を身につけましょう。

「NO」と言うべき所は「NO」と言う

日本人はたとえ好かれようと意識していなくても「NO」と言えない傾向にあります。とくに問題なのは回答を先延ばしにして、相手に「YESだ!」と期待をさせてしまうパターン。回答までの時間が空いてしまうことで、余計に断りにくい状況を作ってしまいます。さらに問題なのが本当は断りたいのに期待をさせてしまっているということ。これは、相手の時間を奪っていることになるのです。優柔不断な態度で回答を長引かせてしまうことを続けていると、大抵良くない結果を生み出してしまいます。

仕事がいっぱいで断らなければいけない状態なら、すぐに答えがでているはず。きちんとその場で返事をするようにしましょう。

相手を不快にさせない断りかた

勇気を持ってと言われてもどう答えれば正解なのでしょうか?
相手を不快に感じさせないよう、大人なりの嫌味ない断り方を身に着けていきましょう。

申し訳なさそうにきちんと伝える

まずは素直に事情を説明して断る方法です。周りもみんな大人なので、事情を話せば理解を示してくれるはず。ただ事情を説明するときに「今忙しいので」と伝えるのはNG。この伝え方をすると、まるで頼んでくる人が暇かのように取れてしまうこともあります。そもそもこちらも忙しいからお願いしているのに、というような嫌な気分を与えてしまうこともあります。

次に繋がる言葉を添える

仕事以外でも活用できる断り方です。今回はごめんなさい、の言葉の後に「また誘ってくださいね!」と、次に繋がる言葉を最後に添えること。これをしていれば、相手に不快な思いをさせないで断ることができます。ひと言を付け加えることで、相手が抱く印象はかなり変わっていきます。

取り掛かれる時期を伝える

今が難しくても、「明日の午後からになってしまうのですが、宜しいですか?」と予定を把握した上で時間を伝えれば、取り掛かる姿勢はあることをさりげなくアピールすることができます。当然、自分の仕事が最優先なので相手も自分の仕事を放置してまで無理をしてもらおうとは思いません。

しっかり断って印象アップ

断ることは、職場の中で「自分を守っていく」ことでもあります。自分が一番大切なのですから、見栄を張ってはいけません。素直に断るべきところは断るようにしていきましょう。

お願いをされていることは自分は頼りにされている、信頼されているからだ、と感じやすいですが、頼りになる人と頼みやすい人ではわけが違います。頼りになる人になる為には、きちんと自分の仕事の状況を把握して、お願いされている内容に対して理解があることです。気持ちが乗らないことを中途半端に引き受けないよう、ご注意を。