貯金はどのくらい? 投資って必要? お金に関するQ&A



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ぶっちゃけ、投資をはじめるタイミングはいつがいいの?

先行き不透明な時代ということもあり、お金に対して不安要素を感じることが多い働き女子たち。社会保険料や税金の増加、物価の上昇など、日々の負担額が少しずつ大きくなってきているように感じますよね。2019年6月に発表された「老後には2000万円必要」という金融庁の審議会の報告書は、私たちの不安をさらに煽るものとして話題にもなりました。

そんな時代だからこそ、耳にすることが多くなった“投資”というキーワード。将来必要なお金を準備していくためには、ただ「ためる」だけではなく、少しずつでも「ふやす」ことが大事だという考えのもと、注目度が高まっています。これまで私たちが学校では習ってこなかった、お金に関する知識が求められているということです。

とはいえ、これまでやっていなかったことを始めるのはハードルが高く感じるもの。ましてや“投資”という言葉に前向きなイメージを持っていない人も多いことでしょう。

「本当に私もやった方がいいのかな?」、「何から始めるのが正解なんだろう」と不思議に思うこともあります。そんな疑問をお金のプロであるファイナンシャルプランナー、株式会社スマイルの手塚 亜図夢さんにぶつけてみました。

独身女性の適切なお金の配分について教えてください。毎月いくら貯金するのが妥当なのかわかっていません(29歳/医療関係者)

固定費や娯楽費は皆さんそれぞれ違いがありますが、手取り収入の20%を目標に貯蓄をしていきましょう。貯蓄の習慣ができてきたら、貯蓄の金額内で投資を考えていきましょう。年収が上がった場合にも、手取り収入の20%を目標に貯蓄額の設定を。収入が上がると、その分だけ支出も増えてしまいがちです。「収入」-「貯蓄」=「支出」の流れで、貯蓄の先取りをしましょう。

投資は100円からできるものもあります。貯蓄の習慣ができたら、少ない金額からでも一歩踏み出す事が大切です。

年収が低い人は、貯蓄or投資のどちらから始めるべきですか?(26歳/営業事務)

スタートは貯蓄から頑張りましょう。
すでに「貯蓄をする習慣」ができている人は投資にチャレンジしてみてください。「投資」は長期的な期間で考えるものです。短期売買をするのは「投機」といいます。日常生活や近い将来に必要な資金は、投資ではなく貯蓄で用意するのが良いでしょう。

よく年収がいくらあれば投資をするべきか? という質問をいただきますが、年収はあまり気にする必要ありません。手元の生活資金が確保できているならば、小額からコツコツと投資していきましょう。

少額投資で始められるNISAとiDeCo、違いがよくわかっていません。実際どっちがいい?(28歳/サービス業)

節税のメリットを考えると、収入が500万以上あり、60歳まで会社員を続ける予定の方は「iDeCo」を検討してみましょう。今後のライフプランが不確定で、収入に変動が予期される場合は「NISA」がおすすめです。

ですが今後のライフプランを見据えた上での選択が重要です。どちらも長期での資産形成になりますので、ご結婚・仕事など多くの事を考える必要があります。ご検討の際には一度、専門家からの情報収集をオススメします。

ライフプランが未確定であればiDeCo

収入が500万以上、安定した収入がある人はNISA

お金のギモンを解決できるかどうかは自分次第!

何となく気づいていても、後回しにしがちなお金のこと。

「お金を減らさないための工夫」や、「増やすための工夫」をいくつ知っているかで、年収に関わらず貯蓄額に大きな違いが生まれます。イギリスやアメリカなどでは「金融教育」が当たり前になりつつありますが、日本ではまだまだお金に関する知識は自分で取り入れるほかありません。
これらの質問をぜひ参考に、マネーリテラシー向上につとめてみてはいかがでしょうか?