忙しくて、大切なことを忘れていた
人生は一度きり。何度もそう思っていたはずなのに、あまりの忙しさに彼にも当たって、さらには親にも当たって……衝突してばかり。
悪い習慣を絶たなければ、ひょっとしたら病気に繋がるかもしれないし、なんとなく気分が晴れない日々が続くかもしれません。なにか起きてからよりも、今のうちに生活と気持ちを改めておきましょう♩
家族や恋人には、いつも優しくあたたかく
ある知り合いの女性は若くして会社を立ち上げ、バリバリに働いていたそうです。少しでも時間があればパーソナルトレーニングを受け、自分磨きに勤しむ日々。
週末には彼とデートをしていましたが、ある日、彼が病気になってしまったそうです。しかも、なかなかすぐには治らない病気に。彼女はそのときに初めて「もしかしたら、彼に当たりすぎていたかもしれない」とハッと気がついたそうです。
忙しくても自分はすべてを分かっていると思い込んでいた自分が恥ずかしい、とも話していました。
仕事に夢中になっているとき、あるいは仕事に自分磨きにとがんばっているとき、きっと無意識のうちに「私はすごいがんばっているのよ!」と思ってしまうのではないでしょうか。
彼にも家族にも「ありがとうございます」と伝えているつもりでも気がついたら、友達や他の人に「もっとこうしてほしいのよね!」「あり得ないんだけど」と、彼や家族の愚痴をこぼしている……。
忙しくなると、掌の幸せがみえなくなってしまいます。イライラが止まらなくなりはじめたら、それは危険なサインです。家族や恋人には、いつも優しくあたたかく。イライラは完全には防げないけれど、いつも自分がご機嫌でいれば周りだって明るい気持ちで過ごせるのです。
毎日、感謝する
先日、お会いしたフリーランス仲間のAさん。彼女はある日、父親が体調不良を訴え、気がついたときにはすでに「がん」と診断されたそうです。最初は、まるで夢をみているみたいだったと話します。
自分の家族ではなく、他の誰かの話を聞いているような感覚だとも言っていました。ところが何度も泣いているうちに、家族は自然と本人を支える側に回れて、なおかつ本人も含め少しずつみんなが冷静さを取り戻しはじめるようなんです。
そこで彼女は改めて、毎日感謝することの意味を学んだそうです。父親の治療がはじまるまで(病院が決まるまで)、彼女は父親の体力が日に日に落ちていく様子を温かく見守ることしかできませんでした。
けれど、家族全員が治ると信じていたそうです。朝、起きたときに父親の寝息が聞こえてきたときに、家族全員が朝を迎えられる有難さを深く感じたと話していました。
そこから彼女は毎日、朝起きたら朝日に向かって感謝するというのを新たな儀式に加えた結果、父親も体調が安定し、今では彼女の仕事をサポートしているそうです。(自分のペースで働いているそうです。)
息抜きする時間を大切にする
「私は回遊魚だから動いていないと仕方がない」と笑顔で話す女性は意外と多いのでは?
筆者も回遊魚タイプでしたが、30歳という年齢が近づきはじめると少しずつどこかでオフの時間をもたないと体力も気力ももたないことに気がつきはじめました。
たまには、なにもかも放り投げて遊ぶ時間が大人には必要です。学び続けるのも大切だけど、同じくらいダラダラする時間だって必要です。
朝から晩まで予定を入れることで、寂しさはたしかにまぎらわせます。しかし、ふっとしたときに深いため息がでるのも事実です。
たとえば、在宅ワークの場合はお昼休みに本を少し読むだけでも息抜きになります。ソファーの指定席に座り、ブランケットを膝にかけながら本を読み、メッセージを受け取る。たった5分でも一日の中にこの時間があるのとないのとでは違います。息抜きする時間をこまめにとりましょう♩
生活を整えれば、心が落ち着きはじめる
習慣やルールは大切。モチベーションを維持するうえで必要不可欠です。しかし今の自分にほんとうに当てはまっているのか、少し修正する必要はないのか、ときどき見直したほうが、より豊かな日々へと繋がるでしょう。生活が荒れはじめたら、すぐに整え直すことが大事♡