ストレスが多い人の特徴、やりがちな行動がある!?
まずストレスを抱えやすい人に多いのが、「完璧主義者」です。
なぜ完璧主義者はストレスを抱えやすいのかというと、自分の求めるレベルが高いがために、自分のした行動に満足感を感じにくく、逆に「これで本当にいいのか」、「もっと他に出来たことがあるのではないか」 などの葛藤を抱えやすくなるからです。
几帳面でこだわりが強いがために、ストレスの原因になったり他人に求めるレベルも高くなってしまうのが完璧主義者。他の人がした仕事や作業などに少しでも気になる点があったり、抜け漏れがあるとイライラが募り、自分でやり直さないと納得がいかず、やがて我慢の限界を迎えます。
さらにそれが酷くなってくると「なんでも自分でやってしまう」ことが当然になってしまい、タスクが増えたことにより仕事が終わらずストレスに……という負のスパイラルに陥ります。
「何でも自分でやらないと気が済まない」
「他人に頼ったり、甘えるのが苦手」
もしあなたがこのように思っているのなら、危険信号かもしれません。
知らず知らずのうちにストレスを溜めてしまっている可能性があります。
【ストレスチェックシート】今あなたがどれだけストレスを抱えているか調べて
今、自分にあるストレス度はどれくらいなのか。これを自覚している方はきっと少ないでしょう。ストレスは自覚しづらい面があります。
そこで今回は精神科の先生や心理カウンセラーも使っているストレスチェック表を準備しました。次の項目を1から5段階で点数化していき、その点数が高いほどストレスが溜まっている証拠です。
36点以上ある方は「今すぐに休養を」
「今すぐ休んでください」。
仕事が大事な時期だろうがなんだろうが休んでください。あなたの脳は「SOS」を出しています。これは精神科の先生も使っている本物のストレスチェック表です。甘くみずに一度自分のための時間をしっかりと取りましょう。
27点以上の方は「ストレス高め」
そこそこストレスが溜まっている状態です。「私頑張りすぎて疲れてるんだ な」と自覚し、身体と心に相談しながら仕事をしてください。危険! といいう訳ではありませ んが「無理をしている」というサインになります。
18点以下なら「健康」
特に問題はありません。そのまま生活していければ最高です。
ストレスを無くすのも、感じなくさせるのも無理。ただ受け流せるようにはなる
人間社会を生きている上でストレスは必ずかかるものですし、無くすことも感じなくさせるのも不可能です。そんな神業のようなことは、いくら心理学とはいえ出来ません。
「じゃあこのままストレスにまみれた、ポイズンな世の中を生きていくしかないの!?」とお困りの方。 ストレスはなくすことはできませんが、うまく“受け流せる”ようにはなります。同じ出来事があってもめちゃくちゃ頭に来る人もいれば、飄々としてる人もいますよね。
仕事であなたがミスをして、めちゃくちゃ怒る人もいれば、「次同じことをしなければいいからさ」と言ってくれる人もいる。ではこの差は一体なんなのでしょうか。性格の差? それも少しはありますが、決定的な差があるのです。
ストレスは「予期する」ことで受け流せる
それは「ストレスを予期しているかどうか」という差です。
ストレスを予期していればそんなにイライラすることもありません。先ほどの例でいうと、上司があなたの仕事を「ミスはないはず」だと思っていると、実際にミスされたときに裏切られたような感覚になり、怒りに発展してしまいます。
しかし最初から「失敗することもある」と予期しておけば「うまくいけばよかったけど、やっぱり失敗しちゃったか」と思える、というわけです。このようにあらかじめストレスを予期しておけば、ストレスをうまく受け流すことができるようになります。
完璧主義者は自分も相手も疲れてしまう
いかがでしたか?
完璧主義は自分も相手も疲れさせてしまいます。他人を、そして自分を許してあげる心を持ちましょう。ある程度ストレスを予期して、うまく人間社会を生きていきましょう。