『嫌われる勇気』から学ぶ!男性が手放したくない魅力的な女性になる方法



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『嫌われる勇気』は、嫌われたって平気!という意味ではない

さて、『嫌われる勇気』に書かれていることって、相手に対し”嫌われたっていいから、自分の主張をする勇気を持ちましょう! “といった意味ではありません。『嫌われる勇気』とは、アドラー心理学の解説本です。

アドラーを日本に紹介したこの本の著者でもある岸見一郎先生はこんなことを言っています。

「アドラー心理学は、人間関係を解決するための方法論として、澄み切った青空のようにわかりやすいのです。しかし、その一方でその本質を間違った解釈で捉える人がとても多いので、少し注意が必要です。」

あなたの悩みを解決する新しい考え方「目的論」とは?

『嫌われる勇気』とは、今から約100年前にオーストリアの心理学者アドラーが唱えた「目的論」をベースにした人間関係の問題を解決するヒントを与えてくれる本なのです。

これは、あなたの恋愛にも密接に関係するのです。さて、「目的論」って何のことでしょうか?

アドラー心理学はフロイト、ユングとは真逆の発想

フロイト、ユングの「原因論」に対し、アドラーの「目的論」。

例えば、あなたがお腹が痛くなり、会社を休んだとします。その場合は、お腹が痛いからではなく、あなた自身が「会社を休みたいから、お腹が痛くなった」という考え方をするのがアドラーの目的論なのです。

それは、あなたの悩みは、それに対する『目的が起因しているから』であり、『その原因があるからではない』と捉える考え方なのです。こう伝えると、ちょっと、理解し辛くもありますよね。

愛されようと無理に努力してはいけない

アドラーは、「今あなたが抱えている問題は、あなたの目的がそうしているだけ」と唱えています。

恋愛を例に説明していきましょう。

例えば、あなたに付き合いたいと思う男性がいたとします。
あなたは彼から「告白されたい」と思い、メイクやファッションに気を配ったりします。ですが、アドラーの目的論によると、「相手から愛されることばかり考え、自分から愛さない人は幸せになれない」ということなのです。

あなたは、それがなぜだかわかりますか?

相手に反応してもらうために等身大以上の女磨きをしても、男は引くだけ

「愛されようとする意識は、自分が期待する動きを相手に求めること」になります。

彼の顔色を観察しながら、その彼の好みの女性になろうと必死になったとしても、相手から思うような反応がなかった時は、「なんで?」と思ってしまうはず。自分を魅力的に見せようとして、分不相応なブランド品を身にまとう女性に対し、男性は魅力を感じることはありません。

ブランド品とは、その人間の品格を表現するアイテムでもあります。外見にこだわりすぎて、無理に背伸びするより、自分に似合う物を選ぶことが大切なのです。

男性から魅力のある女性だと認識されるためには、ブランドや肩書きでなく、洗練されたセンスが必要になります。ブランドや持ち物で武装していること。これは、女磨きの本質を勘違いしていることに他なりません。

それでは、あなたはどうすればよいのでしょうか?

男の顔色を見ながら、好かれようとするのをやめる

それは、「愛されようとする意識」=「自分が期待する動きを相手に求めること」をやめてみることです。

アドラーは、これを「承認欲求の否認」と呼んでいます。

承認欲求とは、かの有名なマズローの5段階欲求説の上から2番目の欲求になります。これは「人から認められたい」「尊敬してもらいたい」「愛されたい」といった欲求でいわゆる高次欲求のレベルのもの。アドラーは、ここにこだりすぎてはいけないと唱えています。

つまり、男性から得ることばかりを求めている女性は、いつかは何も得ることができなくなるいう現実に直面することになります。

これは、特に20代前半から、年収の高い男性と付き合い、欲しいものを買ってもらったり、人気の高いエリアにある高級レストランなどで馳走してもらったりと、バブル期を彷彿とさせる生活をしてきた女性が、20代後半から30代になると、誰にも相手にされなくなるといった典型例です。

人間は他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようになる場合が多い。この感情の総称を承認欲求という。

出典:wikipediaよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%89%BF%E8%AA%8D%E6%AC%B2%E6%B1%82

恋愛とは、等身大の自分で人を本当に愛すること

そうならないためは、どうすればいいのでしょうか?
それは、等身大のあなたを磨き、表現することで、素直に男性を愛することです。

見栄えはよくても、食べてみるとあまり美味しくはない食べ物。そんな風に思われたくはないですよね。もし、あなたが男性との付き合いを結婚前提とした場合は特に。その背伸びや、ちょっとした嘘がバレてしまった時でも、素直な自分を彼に愛してもらいたいと思うはず。

ノーメイクでも愛されたいし、少しくらいのワガママも、性格が悪い部分だって許してほしい。であれば、背伸びは最初からしすぎない方が良いのです。あなたが無理して背伸びしないと反応してくれない男とは、長く付き合えば付き合うほど疲れが溜まってしまうだけ。

まとめ

つまりは、”あなたが男性と付き合う目的とは何か”を再認識することが必要だということです。

「物欲を満たすためなのか」「人に自慢したいためなのか」「純粋に人を愛したい、愛されたいからなのか」。
それが、純粋に愛され、幸せになりたいのであれば、無理な背伸びはしないことです。

等身大のあなたをいかに磨くかに注力すべきなのです。

アドラー心理学が有益なのは、著しく変化の早い今の時代に、過去にとらわれず、あなた自身が今をどう捉えるのかによって、未来(あした)は変えることができるということです。この話をあなたはどう捉え、明日からの女磨きにどう活かしますか?

出典:amazon 嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え  2013/12/13
岸見 一郎 (著), 古賀 史健 (著)