「ネットが遅い!」テレワーク中に起きる通信トラブル解決法



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コロナの影響によりテレワークを始めた人が多いと思いますが、ネット接続の遅さに頭を悩ませた経験はありませんか?

今まではWi-Fiに接続しても問題なかったのに、仕事中になると急にネットが遅く感じてイライラしてしまいがちに。安定したネット環境の確保はテレワークをする上で一番の優先事項です。今回は、ネットが遅いと感じた人向けの解決方法をいくつかご紹介します。

まずはスピードチェック

まずはネットが遅いと感じたら、どれくらい遅いのか具体的な数値として自宅のインターネット回線状況を確認してみましょう。確認方法はスピードテストができるサイトを利用することで簡単に調べることが出来ます。

スピードテストで検索すると色んなサイトが出てきてどれを使っても問題はありませんが、例えば『USEN GATE 02』ではサイトへアクセスして「測定開始」のボタンをすぐ見つけることが出来ますので、クリックすれば測定が始まり以下についてが、数字として表示されます。

◇ダウンロード(下り)
サイトの閲覧や動画の視聴、データ受け取りなどをする際のスピード

◇アップロード(上り)
メール送信やSNSへの写真アップなどをする際のスピード

どれくらいの数字が良いのか、行う作業によって推奨スピードは変わりますが下りも上りも「20Mbps」あればとても快適な環境だと言えます。

ルーターの再起動

ルーターはずっとつけっぱなしになっていると思いますが、熱がこもり、動作が不安定になりますので、定期的に再起動をすることで、通信速度の低下や動作が不安定になるのを防ぐことができます。また、Wi-Fiにつなげる端末の台数が増えることにより、お互いに電波の干渉が発生しやすくなるのですが、再起動すると、干渉が発生しにくいように自動で最適な状態を作ってくれます。

電源をオフのボタンを押したり、ボタンがなければコンセントを抜いて数分待ったら、再度電源ケーブルを接続して起動し直しましょう。

ルーターの配置確認

Wi-Fiルーターの置き場所を工夫することで、状況が良くなることもあります。テレワーク中に限らず、普段も時々調子が悪くなる場合でもおすすめです。

◇床から1~2m離す
Wi-Fiルーターは360度電波が飛ぶようになっているので、床に置いてしまうと電波が反射して広がりにくくなる場合があります。なるべく床から1、2mほどの高さに設置しましょう。

◇さえぎるものを無くす
Wi-Fiは間になにもなければ100mくらい飛ぶのですが、棚などさえぎってしまうものがあると飛びにくくなり、場所によっては届きにくく安定しないことがあります。特にコンクリートの壁や金属製のラックなどのすぐ横にあると、範囲が制限される可能性があります。コンクリートの壁のお部屋だと避けることは難しいですが、壁からできるだけ離すように意識しましょう。

テレビ会議だけ通信が途切れるならテザリング

普段は何にもトラブルは起きないけれど、テレビ会議をする時だけ動画が止まったり音が途切れたりするという人もいます。

そうなってしまうと会議をするこができませんし、会議中にほかの参加者に待ってもらって、電波の届きやすい場所を探し回るなんてこともできないので、スマホのテザリング機能を使うという手もあります。ネット回線が混雑しているときはWi-Fiよりもスマホの4Gまたは5Gのほうが速いのです。

しかしデータ容量はそれなりに消費してしまうので、使いすぎには要注意です。

それでも難しいなら乗り換えを検討

今回ご紹介した方法でも上手くいかないとなれば、プロバイダ側の問題の可能性もあります。ですがマンションだと工事が必要になり管理会社に相談をしないといけない場合もあるので、携帯電話会社で展開している、工事が不要でコンセントにつなぐだけでOKの「ホームルーター」もおすすめです。通信量に応じて回線速度に制限がかかる場合があるのでよく確認しましょう。

しかし、これはあくまで最終手段。少なくともテレワーク中のみWi-Fiが安定しないのであれば、同じようにテレワークしている人が近所に多くて混線している可能性が大なので、時間を変えてみたり、大事な仕事をこなす必要があるときは、別の場所を利用するといった工夫など試行錯誤しながら安定したWi-Fi環境にしていきましょう。