学生と社会人の違い
いつの間にか大人になってしまった…。と自覚をなしに学生気分のままでいられないのが社会人。会社の組織の一員として行動していくために、学生と社会人の違いの基本について考えてみましょう。
自分のための「学生時代」
■受動的
自分のために、授業料を払っていたのが学生です。学校からすると、学生はお客様にあたります。両親が頑張って教育費を払い、学校に通わせてくれたことでしょう。これを学生の頃は受動的に学んできたのです。私たちは、自分のために学び、必要な知識を教員から教えてもらい、授業を受けて知識を得てきました。
■時間と人間関係
自分で時間を選べることが多かった学生時代。授業を休んでも、周囲に迷惑をかけることはありませんでした。人間関係も同年代が多く、自分の好き嫌いで、付き合いを選ぶことができたのです。時間と人間関係の自由、これを謳歌することができるのも学生の醍醐味。
■責任と評価
学生の頃は、授業をサボったり、レポートの提出を忘れるなどという経験も少なからずあったのではないでしょうか。これは全ての責任は自分にのみ与えられる、自己責任であったためできることでした。多少のミスをしても周囲に迷惑をかけることはありません。人からの評価は、テストやレポートの成績重視。赤点をとらなければ合格、とそれなりに標準も設けられていました。
会社がベースにある「社会人」
一方で、社会人はどうでしょう。
■能動的
会社の利益を考え、チームで仕事をこなす社会人は、仕事の報酬として給料をもらっています。学生と違うのは、受動的ではないということ。能動的に自分から動く姿勢が必要となってくるのです。また日常での勤務(規則や態度など)とは別に、売上や貢献度など、個人としての動きをみられることが基本となります。
■時間と人間関係
拘束時間が定められていて、欠勤・遅刻をすると周りに迷惑をかけてしまう社会人。会社には幅広い年齢層の人間が居て、役職なども様々。縦型の人間関係ができています。ある程度の不自由を感じることもあるかもしれません。その枠の中で、どう行動していくかが大切となります。
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■責任と評価
自分のミスが上司、会社に大きく影響することもある社会人には、責任感が必須です。自分がどうできる、といった問題でない場合も大いにあります。周囲に迷惑をかけてしまうため、しっかりとした行動を日々積み重ねていきましょう。上司や先輩という会社の中だけでなく、お客様との付き合いも必要になります。
「人財」になる
組織として必要とされる人になることが社会人には必要です。仕事をさぼることはもちろん、言われたことだけしかやらない、給料以上の仕事はしない、という向上心のない状態では会社での評価は得られません。自分の成長の場として捉え、「人財」となれるように自身から動く姿勢が必要になります。
決められたことを、淡々とこなす人材ではなく、作業プラスαの仕事ができるようになりましょう。「あなたが居ないと困る」と言われると誰でも嬉しいもの。学生と社会人の違いを理解し、正しいマインドセットを。

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Cinq(サンク)-よくばり女子のはたらきかた-