待つより、取りに行く。うまくいっている人ほど、失敗が多い理由|MY WORK ヒント#13



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年齢を重ねると大きくなる「固定概念」

自己成長の妨げになるものの一つとして、今までの失敗経験から作られる「固定概念」があります。経験値が増えて、ある程度の予測がつくようになることは良いことでもありますが、引き換えに減少するのが、チャレンジ精神ではないでしょうか。

「これをやっても、上手くいくかな?」「自分には、できないかもしれない」など、やる前から自分にボーダーラインを引いてしまうのは、非常に勿体無いことだと私は思います。そこで、今回は失敗経験から得られる大切なものについて、掘り下げてみました。

失敗した数だけ“成功しない例”が分かる

一般的に「失敗=上手くいかなかったこと」という、マイナスイメージが強いと思いますが、私の捉え方は少し違います。失敗した数は逆に言い換えれば、“成功しない例”がたくさん発見できたと捉えているからです。

成功しない例を集めることは、同じ失敗をしないという教訓にもなるのと同時に、応用がきくようになります。人は不思議なもので、上手くいったことや良い思い出よりも、失敗したり恥をかいたりしたことの方が、鮮明に覚えているものです。

私の経験でお話しすると、自分の段取りが不手際だったことが引き金で、当日のスケジュールが上手く回らなかったり、事前に細かく質問しておいたらミスを防げたことを聞かずに進めてしまい、意思の相違があることに後から気付いたり……。「就職」ということをしたことがない私は、“会社の先輩”などの頼れるポジションの方がいなかったので、かなり失敗は多いと思います。

あげたらキリがない失敗たちですが、決して無駄だったとは思いません。キレイにこなすより「あの時、ここで失敗した」という痛い記憶が、次回にも生きていると感じるからです。

失敗することより、立ち直りの早さが重要

しかし、失敗がただ多いだけでは、気持ちも徐々に下がっていくばかりだと思います。そこで、私が思うのは、失敗しても気持ちを切り替えるスピードの速さが、自己成長のスピードだということです。「七転び八起き」ではなく、「一転び一起き」くらいのスピードが重要。

なんども転んでから起きていては、時間のロスになってしまいます。
マイナスの気持ちを、いかに早くプラスに転換できるかで、大きく時間の有意義さは変化すると実感しています。気持ちを切り替える方法や心のデトックス方法など、ご自身に合った転換方法を身につけてみてください。

恥ずかしいのは一瞬だけ

誰にでも、必ず訪れる“初めて”があります。新しい仕事へチャレンジする時には、期待以上に不安もつきものです。しかし、恥ずかしいのは一瞬。

疑問や質問を人に聞く行為は、決して悪いことではないと思います。少しずつステップを登る感覚で、成長していくことを楽しみましょう!