TPOで使い分けている? 美しく正しい「お辞儀」のマナー



ビジネスシーンでは、お辞儀する機会が多くあります。感謝の気持ちを表現したり、相手に対する敬意を表すとき、謝罪のときなど、そのシチュエーションは様々。どれも思いを込めて行うものなので、立ち振る舞いは美しく、しっかりとしたいものです。販売の研修では、綺麗なお辞儀をするためのレッスンも行われるほど、印象を左右するものでもあるのです。

意外と知られていないのですが、お辞儀にも実は場面に応じての「使い分け」があります。ビジネスウーマンとしての美しい立ち振る舞いをマスターしていきましょう。

お辞儀の基本

あいさつをしてからお辞儀をする

あいさつには、言葉と同じにお辞儀をする「同時礼」と、言葉を伝えた後にする「分離礼」で分かれますが、丁寧な印象を与えるのは「分離礼」です。言葉を発した後にきちんと、ひとつひとつの動作を丁寧に行いましょう。相手の顔を見ることも忘れずに。

腰からしっかりと、ぺこり

首だけ下げるだけの人や、背中を丸めるだけで礼をしたつもりになっている人がいますが、これは良くない例です。正しくは、背中を丸めずまっすぐの姿勢から、腰から上を前に倒すこと。これが美しいお辞儀です。また、頭をゆっくりと下げる動作よりも、上に戻すときの動作をゆっくりすることで、より丁寧な印象がつきます。手を前にもっていくときは、手先もまっすぐに。

女性ではあまり居ませんが、手を後ろにもっていき、頭だけを下げる方も時々見かけます。これは、相手に対して失礼に当たりますのでご注意を。

お辞儀をした後は相手の目を見る

お辞儀の基本というよりは、挨拶の基本として覚えておきたいことです。お辞儀をする前後には、相手の目を見ましょう。もちろん、笑顔も忘れずに。謝罪の場合は笑顔とはいきませんので、相手の目に気持ちが伝わるように、申し訳ない思いを込めましょう。

どんなに形が綺麗でも気持ちがこもっていなければ、意味がないのです。「目は口ほどに物を言う」という言葉の通り、目から伝わることが多いのです。

お辞儀の種類は3つある!

角度によりお辞儀の種類が異なるお辞儀。
状況に応じて使い分けられるようにしましょう。

会釈

腰を15度曲げるのが会釈。軽い挨拶のときに使用します。

シチュエーション
・社内でのあいさつ
・来客に飲み物を出すときなど

合わせて言いたい言葉
「お疲れ様です」
「かしこまりました」
「お待たせしました」

敬礼

腰を30度に曲げたもので、最も一般的に使うのが敬礼です。

シチュエーション
様々な状況で多く使われるお辞儀です
・出社・退社のとき
・初めて会う人や、取引先にあいさつしにいくとき
・来客のお見送りのとき

合わせて言いたい言葉
「いらっしゃいませ」
「ありがとうございます」
「お待たせしました」

最敬礼

腰を45度に下げたもので、最も丁寧なお辞儀です。

シチュエーション
・大切な行事など改まった場でのあいさつ
・謝罪をするとき
・重要な用事を依頼するとき

合わせて言いたい言葉
「大変申し訳ございません」
「ありがとうございました」

見られている意識を常に持って

電車に座っているときや仕事中、立ち振る舞いなど、普段の何気ない行いが、あなたの印象を変えていきます。特に目を引くのが立ち振る舞い。これがうまくできていない人には「品のない人」というイメージがついてしまうことがよくあります。CAや化粧品販売員のような、所作が美しい人はそういった細かい立ち振る舞いが洗練されているからこそ、憧れの職業でもあるのです。

美しい振る舞いを身につければ、印象がグッとあがります。この機会にマスターしておきましょう。