カネボウ化粧品では、東アジアを中心とした7都市で「女性のライフスタイル調査」を実施しました。この調査では、各国・地域それぞれの女性を取り巻く環境、社会的な立場やライフスタイルの違いが、メイク意識や表現にどのような影響を与えているかがわかります。さらには、メイク意識や表現が違っていても、それぞれの表現方法でそれぞれにメイクを楽しんでいることも判明しました。
各国のメイクの特徴とは?
ソウルの女性は7都市で最もメイクにかける時間が長く、また使用するアイテム数も最も多くなっています。東京の女性は使うアイテム数は多いものの、メイクにかける時間は最も少ないようです。メイクの流行が、ナチュラルメイクにうつったのがその理由でしょうか。
最もメイクに力を入れるタイミングについては、バンコク・北京が「仕事に行くとき」、ソウルは「デートのとき」なのに対して、東京の女性は「同性の友人と遊びに行くとき」と、それぞれに違いが。東京女性が、異性より同性からの見られ方を気にしているのがよくわかります。これは、メイクをするという行為すらもコミュニケーションツールとして使っている、人間関係重視型な日本人の特徴だとも言えます。
「何のためにメイクをするのか?」という問いに関しては、 「身だしなみのため」が一番に挙げられていますが、ソウルの女性に限っては他都市とは違い「欠点カバー」「自己表現」のためにメイクをしているとの返答が。
また、北京・上海・バンコクの女性も、2番目には、「自己表現」を挙げています。東京の女性は「おしゃれを楽しむ」ため、NYの女性は「女性であることを楽しむ」ためにもメイクをしているという結果になりました。
各都市の女性像(イメージ)
※あくまでも調査結果をベースに、各都市の女性像や特徴あるメイクの一例を示しています。
理由は違えど、メイクは女性のたしなみ
インターネット・SNSの普及で、世界中のどこにいても同質な情報が得られる時代の中にいても、女性達のメイク表現は、いまだに国や地域によって明確な特徴を持っているように見受けられます。ですが、世界各国メイクをする理由は違えども、女性のたしなみとして捉えてられていることは間違いありません。女性の「綺麗になりたい」「可愛くなりたい」という気持ちに、国境はないのです。