誰しも「嫌いな人」や「苦手な人」といった存在ができてしまいますよね。特に、気を遣う必要のある人である「上司」は後輩からすると嫌いになりやすい存在。学生時代は、苦手だからと距離を置いていても問題はありませんでしたが、社会人となるとそうはいきません。嫌でも毎日接する必要はあるし、大人らしい対応は必要です。
今回は嫌いな上司でも上手く付き合う方法について考えていきましょう。
嫌いだからこそ、丁寧に対応する
嫌いだから「無視をする」のではなく「丁寧に接する」ことが大人の正しい対応です。
あくまで相手は上司なので、どんなに嫌な人でも苦手な人でも、あからさまな態度は控えましょう。冷たい対応をするたびに、上司からの評価はどんどん下がってしまいます。相手の発言にイラっとしても、脳内では、「(はいはい、嫌味ですね)」や「(この人は寂しいからこんなこと言っているのね)」なんて思う程度にとどまり、その場は落ち着いて丁寧に対応を。我慢強く耐え忍ぶ姿に、あなたの味方になってくれる人が現れます。
上司の事は一旦リセットをして仕事に打ち込む
上司の存在をリセットしてしまい、目の前の仕事に集中できたら勝ち。
嫌な上司のことばかり頭に浮かんできて、仕事に集中できない。そんな状況ってもはや恋? ・・・なんて、これはもちろん冗談ですが、嫌いな上司と恋愛感情が近いのはなんだか寒気がしますよね。そんなことにならないように、まずは目の前にある自分の仕事をこなしていきましょう。一つの事柄に打ち込むことで、上司のことを考える暇がなくなり、ストレスを軽減できます。あなたの時間を大切に、大切な業務をこなしていきましょう。
先手を打つ
それなりに長く嫌な上司と仕事をしていると、どんなときに話しかけられるのか、といったタイミングが掴めるようになってきます。話しかけられる前になんらかの行動をとっていきましょう。
例えば自分がミスをしたときに嫌な事を言われる場合は、ミスをしないように事前のチェックを細かくしていくことや、先輩にアドバイスをもらうなど、先手を打っていきます。
少し難易度は高いように思いますが、ミスを減らすことは自分の為にもなりますし、後々大問題になると、よりきつい仕打ちが来るかも知れません。「そろそろ話しかけてくる」という女の勘を鍛えて。
一緒に飲みにいって好感度を上げておく
就業時間外に嫌いな上司と絡むのは嫌かも知れませんが、飲みにケーションで親しくなる方法もあります。嫌いな上司ほど、コミュニケーション不足で相手のことをよく理解できていないことが多いはず。
飲みの席という少し砕けた場ならいつもと違う話題を引き出しやすく、自分自身も話しやすくなり「あれ? この人、本当は良い人かもしれない」なんて気づくきっかけにも。これも業務の延長と捉えて接していけば、相手もあなたのことを知ってくれるので、社内でも円滑にコミュニケーション取ることができるのです。
いきなり2人きりは難易度が高いので、誰かを誘ってチャレンジしてみて。嫌いな人こそ仲良くしておくべし!
嫌われる上司はどこにでもいる
嫌われる上司はどこの会社にも存在します。たまたま嫌な上司に当たってしまったという割り切ることも必要です。常に上司と会話するわけではありませんし、ランチの時間はリフレッシュすること、などメリハリをつけて上手に付き合っていきましょう。
もちろん、かなりのストレスで限界を感じつつあるのなら、先輩や人事に相談してくださいね。嫌いな人と出会った時こそ、自分自身が成長できる時。大人らしい対応で、嫌いな上司より一歩先の精神状態を身につけて。