作業時間を確保して安心?
今の生活にプラスして新しくキャリアを持ちたいと決意した時、今まで友人とランチしていた時間や、彼氏とデートしていた時間などを削る選択に迫られる時があります。この連載で何度か触れている資格取得に関して言えば、初めて見る用語が詰まったテキストにDVDなど、盛りだくさんの教材をこなすには、ある程度まとまった時間確保が必要不可欠です。
そんなことを思いながら、スケジュール帳とにらめっこ……。よし!ここからここまでは、勉強時間に使おう!と予定を入れて、気づいたら時間だけが過ぎてしまったと言う経験はありませんか?そう、「時間を確保する=作業が進む」ではありません。効率よく作業を進めるためにも、意識したいポイントをまとめてみたいと思います。
これに当てはまったら軌道修正
本題に入る前に、時間がズルズル過ぎていく時にありがちな、NG項目をみていきましょう。
□SNSやブログを眺めていたら、時間が過ぎていた
□友達とLINEやメッセンジャーを長時間してしまった
□作業の最中にかかってきた電話に出て中断してしまった
□調べ物をしようと思ったら、関連記事を辿ってしまった
などがあります。作業効率が悪いと感じた時に陥っている状況は、大抵このどれかです。紙とペンでテキストに書き込みをしていたり、パソコンで調べ物をしていたり。勉強時間が進まない時の弊害は、「関連しているようで、全くしていない物事」たちだと思います。
電話に関しても同じ事が言えますが、私は突然かかってくる電話は基本的に出ません。仕事の予定がある場合は、電話をする時間を事前に決めるのがマナーだと思うからです。メッセージ一通で終わる内容を、電話時間で作業が中断してしまうのは非常に非効率。今はどこに優先順位があるのか?を、舵取りする事が大切だと思います。
ポイントは、時間ではなく“こなす量”
そして、せっかく確保した時間をムダにしないために、もっとも重要事項は「やることリスト」の量をどんどんこなすことです。
・テキスト何ページから何ページを終わらせる
・模擬テストをやってみる
・単語を○個暗記する
など、箇条書きで良いので「やることリスト」を確保した時間までに用意しておきましょう。ポイントは、確保した時間にやることリストを作るのではなく、確保した時間“までに”作っておくこと。集中できる時間内に、こなす量が多いほど、未来は前進していくと思います。
私は、短い時間にこなす量が多くなってきた時、“時給計算”ではなく“人生時間”が濃密になっていく感覚を感じる時があります。一時間一時間の「やることリスト」ではなく、長い目でみた人生の中の「やることリスト」。
その積み重ねが、自分の人生を切り開く方法なのではないでしょうか。