毎日の仕事に飽き飽き。私がやる意味ある?
毎日同じことを繰り返すルーティンワークにうんざりしている人って、意外と多いものです。また、誰にでもできる仕事だからこそ「会社に居る意味がわからない」と自分の存在意義を疑う人の声もよく耳にします。仕事量や内容にもよりますが「これって私がやる意味あるの?」と思うような出来事だって多いでしょう。
勤労の義務があるとはいえ、やりがいや存在意義を見つけることは社会人にとって大切なこと。今回はそれを見出す手段をお伝えします。
『仕事のモチベーションは仕事で保つ』
「つまらない」という固定概念を崩す
私の周りには、いわゆる「バリキャリタイプ」と呼べるような女性は居らず、フリーターとして毎日をほどほどに楽しく過ごしている「自由人タイプ」が多く、働く=遊ぶための手段といった感覚を持った人がほとんどでした。正社員として毎日を過ごしていた私も、むしろフリーターとして、好きに生きている彼女たちを羨ましいという気持ちで見ていたほどです。
そんな風に自由に生きている女性たちの周りには、ある程度忙しい男性が集まります。それは、男性の時間に合わせられる余裕が彼女たちにはあったから。ハイキャリア男性の、数少ない休み時間に合わせられる女性は、それほどに多くありません。
真面目に仕事を頑張っている女性にこそ出会いがない。私が毎日の業務を「つまらない」と感じていたとき。毎日朝早くから終電近くまで仕事し、職場に泊まることも多く、休日出勤も当たり前な広告代理店勤務の男性に「そんなに忙しくて、仕事が嫌になることはないの?」と聞いたことがあります。
「私だったら、現実逃避するけどなぁ……」会社での存在意義でなく、女性としての存在意義すらもわからなくなっていた私に対して彼は、「仕事のストレスを他で発散するのはただ逃げているだけだよ。仕事のモチベーションは仕事で保つしかないんだ」と話してくれました。
仕事のモチベーションを仕事で保つ。
とはいえ、仕事に目標を見い出すことは簡単ではありません。最初は、イマイチ彼が言っている意味もよくわかりませんでした。「じゃああなたの場合は、どうやってモチベーションを保ってるの?」と私が聞くと、その人は
「俺たちは広告を通して人に“影響”を与えることができる。今まで、全く興味がなかった人たちに興味を持ってもらうきっかけを作ったり、それどころか新しい“当たり前”をつくることができるかもしれない。人に多くの影響を与えられる人はそう多くないから面白いよ。仕事のストレスも仕事で解消する、モチベーションをあげる要因とか、やりがいも仕事の中で見つけないと、やってられないよ」と彼は笑いながら、仕事に対して向き合う姿勢を私に教えてくれました。
会社への存在意義がわからないのなら、まずは目標を自分自身で探すこと。これは、彼が人に影響を与えられるような大きな仕事をこなしているからではありません。仕事と向き合い、自分のやるべきことをこなすために、目標設定をした結果だったのです。もちろん、長時間働くことを推奨しているワケではありません。勤務時間とやりがいは比例していないからです。
点じゃなくて、線を見る
もう一点は、「点じゃなく、線を見る」こと。自分自身の今いる立ち位置を点とし、これからを線として物事を捉えてみましょう。毎日のルーティンワークを嫌々こなしていくのではなく、この先に何があるのか?、これをすることで何を得られるのか?、自分は一体何を得たいのか? を自分自身で探すことです。
今の仕事をずっと突き詰め、そのプロフェッショナルになるのか。
今後の目的達成への材料として、さらにキャリアアップを目指すのかは自分次第。仕事として得られる報酬の使い意味を長期的に考えてもよいでしょう。会社で大きな役割を与えられれば与えられるほど、「耐えられる力」が必要になってきます。今をそのための準備期間だと捉えてもよいでしょう。
自分の選択に責任を持つ
目標を達成するまでの道のりを自分で描いてみましょう。それに一つ一つ項目をつけて、達成していくことで「やりがい」を感じられるようになります。自分の仕事に満足していないのであれば、平行線を崩す努力をしてみましょう。あなたに残されている道は一つではありません。選択することができるという強みは誰にでもあるのです。それを活かし、自分の未来に焦点をあてていきましょう。
逆に「このままでいいや」とまっすぐな道を選んだのならば、それを選んだのも自分自身。選択した道には言い訳をつけずに、続けていくことが大切です。