「価値観の一致」のフィルターは危険?!
結婚相手に求める条件として、「価値観が合う人」という条件を掲げる人は本当に多いのですが、そもそもピタリと「価値観が合う人」とは存在するのでしょうか。
同じ環境で生まれ育った家族でさえも、その価値観はそれぞれ違っているはずです。それを、これから出会う人に求めるのは、果たして正しいのでしょうか。
結婚に大切なことは、価値観の一致ではなく、お互いの違いを認め合うことです。「この人だったら、許せる」と思えるようなパートナーと巡り合うことが、婚活に着地点をみつけるコツと言えるでしょう。
相手のファッションが好みじゃないときは
「スーツで会っていた時は、魅力的に見えたのに、私服で会った際の私服が好みじゃなかった」
「ファッションがダサくて、一緒に街を歩きたくない」
私服がきっかけでテンションが下がってしまう方も多いようですが、これは結婚相手選びの際にはもったいない考え方です。ファッションや髪型は、よほど本人がこだわりを持っている場合を除いては「簡単に変えられるもの」だからです。
結婚後は一緒にショッピングに行くことも出来ますし、完全に奥様がコーディネートされているご家庭は多々あります。ファッションに無頓着な男性は、むしろ結婚相手としてはオススメの部類に入ります。女性からの評価を意識したファッションスタイルが得意な男性は、女好きの傾向が強いですし、結婚後も身なりにお金をかけ続けるかもしれません。
彼の私服がダサかった時には、心の中でラッキーと思いましょう。
逆に、「変えられないもの」を意識すれば、パートナー選びが上手くいく
「変えられないもの」といってもピンとこないかもしれませんが、例えばその中のひとつに、「食の好み」というものがあります。断片をつなぎ合わせることが出来る恋愛とは違い、結婚生活は長く続いていくものです。
従って、日々繰り返される食事や、味付けの好みは意外と重要になりますよね。あまりに好みが違う場合、レストランに行けばどちらかが我慢することになったり、せっかく作った料理に文句を言われたりと、お互いにストレスを抱えることにもなりかねません。
変えられる条件は潔く手放して
誰しもが、結婚相手の理想を多少なりとも持っているはずです。けれど、パートナーへの“理想”が高過ぎるとお相手選びが難しくなるし、“理想”が明確でなければ交際が進んだ後に後悔することになることも……。
理想のひとつに「価値観」が入っている場合は、潔く条件の中から手放しましょう。誰もが最初からぴったりと同じ価値観を持っているわけではないからです。相手を自分がもつ「条件」に当てはめるのではなく、この人のためなら諦められるかも、と思える人を探すことです。
このように、
①お互いの違いを認め、
②今後変えられる条件は潔く手放し、
③人生や生活において大切にしている「変えられないもの」を少しでも共有できる
パートナーを探すことが、結婚の近道と言えるでしょう。
あなたが今理想としているパートナーは、一体どんな人ですか? ぜひ一度、理想の見直しにトライしてみてくださいね。