オンライン仕事あるある!? 顔が見えない相手へ送る「文字」の注意点|MY WORK ヒント#53



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「画面」と仕事している気分になる……?

様々な仕事がありますが、メッセージやデータだけをみて進めていく仕事は切っても切り離せない業務ですよね。そんな私は、人に直接会う頻度より一人でパソコン仕事をしている時間の方が圧倒的に多い仕事をしています。

メッセージやデータだけを見ながら進めていくことは、便利で無駄な時間を削減できますが、ツールの使い方を間違えると人間関係の摩擦を起こしてしまう可能性も考えられます。その原因としては、作業に慣れてしまうが故に起こる「画面と仕事」をしてしまう感覚。

顔を見合わせて話をしている時は、相手の表情や話し方を察することができても、「画面と仕事」をしていると見えなくなるのです。

「メラビアンの法則」の8割は非言語である

そこで根拠となるのが、「メラビアンの法則」です。アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱したもので、ご存知の方も多い法則ではないでしょうか。

簡単に説明すると、人が相手の印象を判断する時の割合として、

・視覚情報 55%(表情や服装、体型など)
・聴覚情報 38%(話し方や声のトーンなど)
・言語情報 7%(話している内容)

が情報源だというのです。確かに、相手のことを深く知る前の段階では、見た目や話し方、表情などが非常に大切ですが、「言語情報が7%」……!?と驚いてしまいますよね。

そう、この法則を当てはめると、言語情報だけでは相手に100%伝えるどころか完璧にニュアンスを伝えることは難しいと言えるでしょう。

感情を表す時や、繊細な話は顔を見合わせて

オンライン上では、この7%しか伝えることができません。たとえ、スタンプや絵文字を付け加えても、少し軽減される程度でしょう。

そして、画面上ではニュアンスが分からないので「言葉」の捉え方もさまざまです。「大丈夫」という言葉一つとってみても、怒っているのか?悩んでいるのか?はたまた、事後報告なのか……。お互いに気持ちの“ズレ”があったとしても、すり合わせる時間がなければ、誤解を招いてしまう場合も十分にあり得ると思います。

私は、メッセージのやりとりと直接会った時の印象が全然違うとよく言われます。自分では同じように接しているつもりでも、表情や話し方が分からない「文字」だけだと妙にストレートに感じたり、壁を作っているように感じたりするのだと思います。

人それぞれの価値観や歩幅で印象を捉える傾向があるからこそ、オンライン上“だけ”で済ませてしまうのは落とし穴があるのかもしれません。ぜひ、感情を伴う言葉は「文字」ではなく「対面」を意識してみてくださいね!