【転職コラム】一次面接通過! 最終面接に挑む前に備えておきたいこと



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おはようございます!キャリアアドバイザーAです。

Cinq読者の皆さん、ご機嫌いかがですか? お仕事終わりの冷たいビールが美味しいですね!
ランチもつい冷製パスタや冷やし中華など、冷たくてするすると入っていくものに手が伸びてしまいますが、日中空調の効いたオフィスで仕事をしていると、お腹も実は冷えていることが多いみたい。少しお腹が弱い私は、お昼は意識して温かいスープや紅茶等を添えるようにしています。
良い仕事をするには、まずは体調を整えることから!
夏バテせず、元気にこの暑い夏を乗り越えていきましょう。

さて、前回、前々回と面接について「言いたいことを伝えるちょっとしたコツ4つ」についてお伝えしていました。
今回は、お話をもとに戻し、「書類選考」「一次面接」を通過し、役員面接等の「最終面接」に臨む際に気を付けたいポイントについて、お話していきたいと思います。

最終面接の希望日程が送られて来たら、極力優先する

最終面接。言うまでもなく、この山場さえ乗り越えれば、内定が見えて来る面接です。
社長や役員の方々との面接になることが多いですね。
転職者の希望日程を優先して調整して貰える一次面接等と違い、最終面接の日程は社長や役員のスケジュールに合わせて調整されることが多いです。

基本中の「き」ですが、最終面接の日程は、先方に指定されたら極力優先して、それ以外の予定を調整すべきです。内定を貰いたいのであれば!

現職中の人は、会社を休まなければならなかったりすることもあるでしょう。
それでも、極力先方に指定された日時で調整するようにして下さい。

それは何故か。理由は大きく3つあります。
●非常に多忙な社長や役員の予定を調整するのは本当に難しいから。
●「志望度が低い」「調整力がない」といった印象を与えてしまい、面接を行う前からマイナスのスタートになりかねないから。
●先に面接を実施した他の候補者で決定してしまう場合もあるから。

特に、予定していた日をキャンセルしてしまう場合、最悪お見送りになる可能性も高いことを知っておいていただくべきだと思います。私は、現職がお忙しい転職者の方には、最終面接の日はあらかじめ有給休暇を取っておいて下さいね!とアドバイスすることもあるくらいです。

転職活動をしているのであれば、現職優先は避けるべし

実は、面接キャンセルで最も多い理由は、現職の仕事に引きずられてしまい、どうしても抜けられない。というものです。
Cinq読者の皆様の中には、「現職が忙しいからキャンセルすることで採用が取り消されるほどいけないの? むしろ、責任感があるという判断だってできるのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。でも、面接をキャンセルされる側の状況も知っておくべきです。

キャンセルとなった面接時間はたった1時間かも知れませんが、面接官はその1時間のために、いろんな仕事や都合を調整してきています。

以前勤めていた会社での出来事です。私は人事として役員面接を調整する立場でした。
当日になって面接の日程延期の連絡をしてきた候補者があった旨を恐る恐る伝えると、役員の顔色がサッと変わりました。
「転職活動しているのに、現職優先ってどういうこと?なら、転職活動なんかするなよ!ウチの志望度はその程度ってことだな。後日面接はするけど、よっぽど良くなければ落とす!」
役員として多忙な日々を送っていた彼は、家族旅行をやむなくキャンセルして日程調整し、当日は商談で訪れていた営業先からわざわざ1時間半移動して本社に戻ってきていたのでした。キャンセルの連絡が届いたのは、面接開始の30分前でした。

後日面接は実施されましたが、結果はやはり不合格でした。前回のマイナスイメージを払拭することはやはり難しかったようです。

もちろん現職の仕事を放り出せというわけではありませんが、最終面接は人生を決める一大事であり、面接官も期待をもって準備をしてきています。期待が落胆に変わらないように、一度決まった面接日程は、当日にキャンセルすることは避けた方が良いと思います。

また、体調不良を理由にしたキャンセルもあまり印象がよくありません。役員クラスの人たちは「体調管理も仕事のうち」と考えている世代が多い、と言うことをくれぐれもお忘れなく。

最終面接で最も必要なものは“自信”

「最終面接って、一次面接と違った、何か特別な準備が必要ですか?」と聞かれることがありますが、最終面接に呼ばれるということは、様々な面接を通過し、これまでの面接では人事や現場からは一定の評価をされているということです。
基本的には自信を持って臨んでいただきたいと思います。
特別に社長、役員に気に入られるような受け答え=受かりたいための受け答えを準備する必要はありません。

転職活動の初心に戻って、下記についてもう一度整理をしてみましょう。

●どんなことをしたくて転職を決意したのか。(転職理由)
●今までどんな経験をし、何ができるのか。(自分のスキルの棚卸)
●何故、その会社を志望したのか。(志望動機)

この3つはきちんとリンクしていますか?
一次面接を受けた頃の自分と、最終面接直前の自分とに大きなギャップはないでしょうか?

現職でも役職者であったり、エグゼクティブ・経営幹部経験者クラスの人の中には、緊張しすぎによる失敗よりも、「自信を持ちすぎたがゆえの失敗」があったりします。
自己PRを、と言われて、一方的に自分の価値観を話し過ぎてしまったりするケースです。

ベンチャー企業の最終面接では、経営陣が自分よりも年下で、「どちらが面接されている側かわからなかった」というフィードバックも時々耳にしました。

よく、「面接は自分自身が選考される場であると同時に、転職者側も会社との相性を見極める場でしょう?」と仰る方がいらっしゃいます。ですが、やはりここで大切なのは謙虚な気持ちではないでしょうか。

「最終面接は形式的なもの」という企業も中にはありますが、油断は禁物です。
せっかくのこれまでの努力が無駄にならないように、準備をしっかりして臨みましょう!

キャリアアドバイザーA