働き方が変わってはじめて気づいた!努力の方向性が変わった3人のエピソード



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働き方が変わってはじめて気づくこともある

皆さんは自分の働き方に納得していますか?
きっと「隣の芝は青い」という言葉があるように、自分とは違う働き方をしている人が羨ましく感じることもあるでしょう。けれど、実際に働き方が変わってみたらどうでしょう。そうなることで初めて見える、メリット・デメリットがあります。ここでは3つのエピソードを元にご紹介。あなたがのぞむ働い方を見つける材料にしてみてくださいね。

リモートワークになって気が付いた! 自宅作業でのタイムマネジメント

これまでは毎朝の通勤が当たり前でしたが、新しくリモートワークを導入することが決まり、自宅での作業が増えました。最初は、場所が変わるだけで特に作業内容に代わりはないし、通勤時間も減ってラッキー! と思っていましたが、今は時間の管理が難しくなったように感じます。
これまでは周囲の雰囲気で察知していた時間感覚がなくなって、自宅というのんびりした環境で仕事をするのが変な感じ……正直自宅で仕事をするのは向いてないのかもと思うようになりました。
(27歳/IT企業勤務)

自宅で作業をすることができるようになると、通勤時間がなくなり人間関係に悩むことも少なくなるのは確かですが、仕事とプライベートの区別がつきづらくなる分タイムマネジメントが難しい、と悩むことが増えるようです。誘惑が多い環境の中で、生産性を上げた仕事を行うためには自分を律することがとても大切。「家では仕事ができない」という人は、逆にカフェ代がかさむといったデメリットもあります。働く環境を自宅につくること、そしてストップウォッチなどを使って時間を分けながら作業に当たる、というところからスタートしてみると良いかもしれませんね。

管理職になって残業代がつかないことで気が付いた! 生産性の向上

31歳にしてついに管理職になりました。責任も仕事量も増えましたが、もちろん残業代はつきません。最初は「なんだかなあ…」と思っていたのですが、残業代のことは割り切って時間内に仕事を終わらせようと、必要のない作業や無駄な動きはカットして仕事を進めるようにしたら、ある程度仕事の見通しがよくなりました。私にはタイムイズマネーの精神の方が合ってるのかもしれません(笑)前はだらだら残業するのが日課だったので…(31歳/通信会社勤務)

残業時間を少なくしようとする企業も取り組みもあって、以前より残業代が出なくなったという人も多いことでしょう。この方のように、管理職になって残業代がなくなったという人もきっといるはずです。けれど、そんな時こそ、時間とお金をしっかりと換算してみる。ムダを省いて時間内で仕事を終わらせられるようにすると、余った時間を使って趣味や自分磨きの時間に費やすことができるようになります。作業内容やフローの見直しは定期的に行っていきたいものですね。

フリーランスが会社員に戻って気づいた! 組織のありがたみと対応力

ずっとフリーランスでウェブライターをしていましたが、正直フリーランスという働き方は自分との戦い。ウェブライターも今では人気の職業になって人口が増え、仕事は取り合いの状態になってきました。毎日のプレッシャーに追いやられるのが辛くなってきたので、フリーランスをやめて会社員として働くことに。毎日安定して誰かと接する環境があることや、仕事量に変動せず給与が固定で入ってくること、その他の制度など(面倒な確定申告がないこととか)、かなりありがたいなと感じます。前は仕事をつくることがスタートでしたが、今は仕事がある程度準備されている状態なので、今後どうすればもっと効率的に仕事をこなせるかを考えていきたいです。(26歳/会社員)

「好きを仕事に」という言葉を聞く回数が増えましたが、好きだけでは生活ができない……というのも事実。好きを仕事にするには専門性の他にも、クライアントワーク(営業)や事務などの経費処理能力、そして何より体力が必要になります。フリーランスになったからこそ、会社員のありがたみに気づくというのはよくある話です。どんなことも「楽しさ」は大切だけど、それだけではやっていけない。年齢やタイミングに合わせて自分の働き方はしっかり考えていきたいものです。
またフリーランス経験者が、会社員として働くことになった場合には「企業が自分に求めているスキル」を理解し、それに応じた能力を発揮することが大切になります。

環境が変わってはじめて気が付けることがある

いかがでしたか?
実際に働く環境が変わって、初めて気づくことってたくさんあります。
意外と不満ばかりだった今の環境が自分にはベストだったりするかもしれないし、逆に今の環境から一歩踏み出したほうが、自分の能力を発揮できるかもしれない。ぜひあなたにとっての優先順位は何なのか? また自分で始められる小さな働き方改革はなんなのか、を考えるきっかけにしてみてくださいね。