お味噌汁で薬膳ができる!?疲れやすい人におすすめ #薬膳みそ汁 



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おみそ汁で薬膳ができるワケ

クコの実、高麗人参、薬がはいってる…薬膳のイメージってこんな感じではないでしょうか?でも、実は特別な食材がなくてもOK。スーパーにある食材のみで作ることができるんです。

と、いうのも薬膳で大切なことは自分の体質(体調)と食材とのマッチングです。この食材を使ったから薬膳料理になるのではなく、今のこの体調だからこの食材たちを組み合わせて不調をケアするという考え方。
例えば風邪をひいたら生姜湯というのは聞いたことがあるかもしれませんが、これこそ薬膳の考え。生姜には体を温めながら寒い邪気(じゃき)を追い出すという働きがあるため寒さが原因の風邪にぴったりなのです。

このように目的をもって食事をつくるのが普段の食事作りと違うところでしょうか。きっと、普段お食事を作る時はこの食材があるから何を作ろうと考えると思いますが、薬膳では「風邪を治したいから生姜を選ぶ」というようにゴールを決めてから食材を選んでいきます。ですからおみそ汁でも薬膳ごはんが作れるというわけです。

今回は疲れをケアする薬膳みそ汁をご紹介しますので、ぜひお試しください。

疲れやすい人におすすめの具材とは?

米、芋、キノコ、豆類ざっくりいうとこの4種類が疲れを癒す代表食材。
疲れやすい人は体にエネルギーを与える気(き)という物質が足りなくなるため疲れやすい。例えるならば、車のガソリンが少ない状態で走り続けているような感じです。ガソリンがないと車が走らないように人もエネルギーがないと動けません。この4つの代表食材はエネルギーをチャージしてくれる心強い味方です。

また、疲れやすい人は胃腸が弱い傾向にあります。胃腸を労わる人参や豆類、お腹を温める生姜、みょうが、大葉などの食材をチョイスすると良いでしょう。

お家にある定番食材でできる!疲れをケアする薬膳みそ汁の作り方

エネルギーチャージ食材、胃腸ケアの食材を組み合わせてなるべく自宅にあるような食材を選んでお味噌汁を考えました。思い立ったら作れる薬膳みそ汁です。

【材料(作りやすい分量)】
・じゃがいも 1個
・にんじん 1/2本
・厚揚げ 1/4個
・生姜 1かけ
・ぶなしめじ 少々
・玉ねぎ 小さめサイズ 1/2個
・味噌 大1
・だし汁400ml
・大葉 数枚

【作り方】
①玉ねぎは薄切り、にんじんは薄く細長く切り、厚揚げも食べやすいサイズに切っておきます。生姜はすりおろし、大葉は細かく切っておきます。

②だし汁に生姜、じゃがいもを入れて茹でます。その次に人参、玉ねぎを入れ玉ねぎがしんなりと透明になってきたら、厚揚げとぶなしめじを入れます。

③火を止めて味噌をいれてひと煮たちさせて器に盛ります。食べる前に大葉トッピングして完成です!

★薬膳メモ★
エネルギーを補うじゃがいもと厚揚げに、胃腸を労わる人参を使いました。生姜、玉ねぎ、大葉で温め胃腸の働きを底上げします。

生姜は最初から火にかけることで温める時間が持続します。大葉はあの香りがキーなので食べる前にトッピングしましょう。

おみそ汁で手軽に薬膳を摂り入れて

薬膳で大事なことは続けること。意気込んで新しい薬膳レシピに挑戦するのもいいですが、それではどこかで息切れしてしまいます。
でも、日本人になじみが深いおみそ汁であれば、簡単に摂り入れられますよね。

ぜひご紹介したみそ汁を摂り入れて忙しい毎日でも食事に気を配って自分を労わってあげてくださいね。