オフィスに植物を置くメリットって？
オフィスビルの入り口や、執務スペースなどに観葉植物を置いている会社は多いですよね。もちろん見た目に華やかだから……というのもありますが、実は職場に観葉植物を置くメリットが、他にもあることはご存知でしたか？
今回は、観葉植物を室内に置くだけで得られる嬉しい効果についてご紹介していきたいと思います。
空気を綺麗にしてくれる（空気洗浄効果）
一つは空気を綺麗にする空気洗浄効果についてです。
植物は、日が当たっている間光合成を行なっているので、二酸化酸素を吸いこみ酸素の多い空間をつくってくれます。
NASA（アメリカ航空宇宙局）が25年かけておこなった研究でも、観葉植物は人体にとって毒性のある化学物質であるホルムアルデヒドやアンモニア、ベンゼンなどを吸収し、部屋の空気をきれいにしてくれると発表されています。
さらには蒸散による湿度調整効果や、空気質の制御という効果も。
仕事中に匂いや湿気などの不快感があると、それだけで集中力がなくなり作業効率も落ちてしまいます。ですが、観葉植物を置いているだけで、自然と空気清浄機を果たしてくれるため、執務室でも重宝されているという……というわけです。
緑色の植物を見るとストレス軽減効果がある
植物の緑色をみると心が落ち着き、ストレス軽減効果があるということもわかっています。そのため、社員のモチベーションアップや作業効率向上を目的とし、観葉植物を置いている企業も多いです。
さらに、植物を選択することで満足度が高くなり、植物の世話をすることで職場のストレスの緩和に繋がるといわれています。日頃から水やりなどをしっかり行なっている人ほど、愛着が生まれその効果を発揮する（「観葉植物のグリーンメニティ効果に関する研究」愛媛大学農学部 仁科弘重教授より）というデータも。
オフィスデスクに観葉植物があるだけで、作業効率がアップ
また、豊橋技術科学大学大学院の松本博教授の「オフィスにおける観葉植物によるメンタルヘルスケアと知的生産性の向上」の資料では、執務者の視界に入る位置に植物を配置した方が主観評価による作業効率向上は大きいということ・植物配置による作業効率予想上昇の申告結果から、フロア全体で作業効率が2〜3％向上する見込みがあるということもわかりました。
また、観葉植物を配置した場合と、擬似観葉植物を配置した場合、どちらでも効果は得られるものの、知的生産の改善には本物の観葉植物を置いた方が良いという結果も出ています。
植物の種類によっては「仕事運アップ」も！
また、風水の効果をみても、観葉植物を置くことは良いことだと言われています。植物の種類によって、その効果や意味はさまざまですが、観葉植物の中でも「パキラ」や「ドラセナ（幸福の木）」、「カポック」などはとくに仕事運のアップにおすすめなのだとか。
緑色がもつパワーには「人や仕事の成長を支える」「財力が上がる」「気分を穏やかにする」などという効果いわれているので、人間関係の調和や、仕事運の向上を願って置いておくのも良いでしょう。
自宅にも観葉植物を
いかがでしたか？ 今はテレワークが進んでいることもあり、自宅で仕事をするのが当たり前になっている人も多いことでしょう。けれど、観葉植物であれば自宅の片隅にでも気軽に置いておくことができます。そして見た目にもとてもおしゃれでインテリアの邪魔をすることもありません。
嬉しい効果がたくさんある観葉植物を、ぜひ身近なところに置いて仕事に役立ててくださいね。
