「もっと頑張らなきゃいけない」とずっと肩に力が入っていませんか?
毎日仕事に行って、自分なりの生活を送れているだけで、本来は十分褒められるはずなのに。社会から求められることが多すぎて、常に自分に何かが「足りない」ような気がしてしまう。自己肯定感の低さからか、焦りからか不安からか、自分を甘やかすことが下手になっている現代女性が多いように感じます。
疲れが溜まって心がいっぱいいっぱいになる前に、残ったエネルギーは自分のことに使いましょう。疲れを感じたときやストレスが溜まっているときに、無理をする必要はありません。自分の感覚にもっと素直になれるよう、ひとり時間をうまく使う工夫を。
人に振り回されてばかり……
あれもうやらなきゃいけない、これもやらなきゃいけない。
そんな色々をたくさん抱えている人は、まずは立ち止まって一度考えてみましょう。
「それってどこまでが “自分のため”のもの?」
もしかして、どうでもいいことに付き合わされてはいませんか。
業務上のやらなきゃいけないことはもちろん別として、付き合いや頼まれごと、周囲への気配りや対応など、本来自分のやるべきこと以上に、何かを引き受けすぎていることが誰にでもあるはずです。
人に優しくできるのはもちろん素晴らしいこと。だけど、もしかしたらその頑張りは他の人のために使われているかもしれません。人の手助けやフォロー、気配りやしがらみは、お給料には含まれていません。業務外のことにはキチンと「断る」ことも必要です。
「都合が良い」「優しい」どちらかの印象になるかはわからない
人からの印象を良くしたいのはみんな同じ。
けれど、万人に好かれる人はそう居ません。接する人が多くなればなるほど、さまざまな意見が集まるものです。頑張って自分を良く見せようと接したところで 「何か裏があるかも」と思われてしまうこともあれば、友人や上司に良くしすぎることで「アイツは使えるやつだ」なんて思い込みをされてしまうことも。
“良い人”という印象は自分でつけるものじゃなくて、受け手側が感じること。自分をよく見せようと気を遣いすぎるのはやめましょう。
自分の「不機嫌」を察知したら
小さなことにイラッとしたときは、自分に余裕がないときです。 それが時間の余裕の場合もあれば、心の余裕の時もあります。
「普段こんなことでイラッとしないのに」と自分の不機嫌に気付いたときは、あなたに何かが迫っているときです。イライラすると、余計に自分を疲れさせることになるから、早めに対処が必要です。
ストレスが溜まってきたなと気づいたときには、ひとりになることが大切です。
目まぐるしい生活の中で、もしかしたら人の感情の余波を受けすぎているのかもしれません。 誰かの焦りを感知して、影響されてしまったり、誰かのイライラがうつってしまうこともあります。
「好きな人としか接しない」。
これが出来ればストレスはだいぶ少なく過ごせるかもしれません。けれど、苦手な人との会話や、自分にとってのマイナス出会いが今後、ないとは言い切れません。全ての出会いが良縁とは限らない。 欲や色に染まる前に、ひとりの時間を有効に使いましょう。
趣味に没頭するのも良いし、一日中寝て一日過ごすのも良い。
とにかく、自分の外側から受ける、いろいろなことから離れてみることです。 誰かと会って愚痴で発散するのもいいけれど、余裕をもったひとり時間は、自由きままでとても楽チン。身体の疲れもしっかりとることができます。
外の影響を受けずに、自分の中で消化できる方法を探してみて。
ひとりの時間を意識的につくる
「ひとりの時間を持つこと」に不安を感じる人もいるようですが、それは“慣れ”に近しいものです。 ひとり時間を作ることが増えれば、徐々にその不安も和らいでいきます。ひとりの時間を楽しめる人は、寂しい人なわけではなく、むしろ魅力的な人なのかもしれません。
ノイズが多い現代社会をうまく生きていくためには「スルー力」が欠かせません。自分に負荷をかけるのではなく、自分がもっと力を抜いて過ごせるように視点を変えてみませんか。