メディプラス研究所「オフラボ」の調査では、現代人を取り巻くさまざまな要素がストレスレベル(高ストレス・低ストレス)を左右する要因になることがわかっています。今回は現代女性の“五感”ストレスに注目しました。
「ココロの体力測定」から五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)にまつわる30項目を抜粋。高ストレス女性の五感ストレスの特徴が見えてきました。
上位10項目を「視覚」が独占
全五感ストレス30項目の複数回答によると「ついスマホを見てしまう」「目が常に乾いている」「夜明るい部屋にいる」など上位10項目が「視覚」にまつわるものでした。中でも「スマホ」「PC」に関しては、同調査で高ストレス者のデジタルへの依存傾向もあきらかになっています。
また「星など遠くを見る機会がない」「緑を見る機会がない」と、目を休めることの意識・行動の不足も高ストレス女性の特徴と言えるのではないでしょうか?
長時間パソコンで作業する機会が多い現代人。プライベートでスマホをみている時間と合わせると、かなりの負担になっているのかも知れません。
働く女性は 職場での「ニオイ」「音」ストレス にも敏感
高ストレス女性の五感ストレスの中で、低ストレス女性の回答割合と比較して開きの大きかった項目という視点(ストレスレベルによる違い)で見ると、「職場の匂いが好きではない」「騒音のある環境で仕事をしている」など、働く女性の五感ストレスが明らかになりました。単純割合の上位10項目は「視覚」でしたが、こちらでは「嗅覚」「聴覚」が五感ストレスに。働く高ストレス女性は、職場の匂いや音のストレスに敏感な傾向が浮き彫りになりました。
ストレスによって意識する身体の変化にも「五感」に関するものが
ストレスを感じたときに意識する身体の変化30項目では、上位は「疲労」「冷え」「肌(髪)乾燥」が特徴的ですが、ストレス要因同様、中には五感に関するものもありました。「眼精疲労」は6割、「めまい」「耳鳴り」は3割以上の高ストレス女性がストレスが原因だと認識していることがわかります。
五感は感覚によって外界の状態を認識できるので、なくてならないものです。身体に異常があればすぐに、医師に相談しましょう。
一人でリフレッシュできる時間を
組織で働いていると、一人で伸び伸びとする時間が制限されます。少し休憩しようとすると、暇なのかなと思われ仕事を振られてしまうことも…。
いつもと違う場所で作業ができるリモートワークや、オフィスにリラックスできるアイテムを置いておくなど、ストレスをためこまない環境作りが必要なのかもしれません。